NFTってこれからどうなるの?将来性と課題をリサーチ!- BUNCA -

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今話題のNFTアート。現在どんなことが起こっているのか、今後の活用方法や起こりうる問題点の総まとめとなっております。他のNFT記事と合わせて読んで今後の創作活動に役立ててみてください!ぜひ最後までご拝読くださいませ。

はじめに

現在、さまざまなアーティストの方がNFTを始めています。
最近では芸人のたむらけんじ氏のギャグ「ちゃ~!」の音声データのNFTが約170万円で落札されたというニュースが話題になりました。

イラスト・楽曲・ゲーム・ツイート…さらにはギャグまでNFTアートとして取引されている「NFTバブル」真っ最中の今日この頃ですが、今後NFTはどのように発展していくのでしょうか?

この記事では、NFTの将来性や今後の課題について解説していければと思います。
最後までお楽しみくださいね。

いま、NFTはどのように評価されているのか

NFTは現在、さまざまな立場からどのように評価されているのでしょうか。
企業や経済界からの評価と、アーティストからの評価に分けて取り上げていきたいと思います。

企業からの評価

まず、企業や経済界からはどのように評価を受けているのでしょうか。
欧米ではさまざまな企業や起業家がNFTに参入しており、Twitter社CEOのジャック・ドーシー氏が自身の初めてのツイートをNFTとして売却したことが大きなニュースになっていました。
Apple社CEOのティム・クック氏も、NFTを「暗号資産の中で興味深い分野」と評価しています。

(引用)
https://www.bloomberg.com/news/articles/2021-11-09/apple-ceo-says-company-is-looking-at-cryptocurrency-features

日本でもNFTは注目されています。
スクウェア・エニックス・ホールディングス代表取締役社長の松田洋佑氏は同社HPにて、以下引用の一文を公表しています。

松田氏:現時点でのNFTによるデジタル財の取引においては、コンテンツそのものの魅力とは無関係な形で、やや投機的色彩を帯びて過熱化している状況も散見されます。こうした状況は当然のことながら好ましい状況とは言えませんが、デジタル財取引が今後幅広く一般の人々にも普及するにつれ、いずれは適正な水準に収斂し、有体物取引と同様に、より馴染みやすいもの、そしてコンテンツ自体の価値がその取引により正確に反映されたものとして浸透していくのではないか、とみています。

(引用)
https://www.hd.square-enix.com/jpn/news/2022/html/post_244.html

一部懸念はあるものの、将来的にはNFTがより普及していくのではないか、という見方がされているように感じられますね。
このように、国内外を問わず、さまざまな企業がNFTに注目していることが分かります。

アーティストからの評価

それでは、アーティストからはどのように評価されているでしょうか。
NFTアートを約72億円もの価格で売却した経験のあるアーティスト、Beepleのマイク・ウィンケルマン氏はNFTアート市場について、ニューヨーク・タイムズのポッドキャスト「Sway」で、少し悲観的な見方をしています。

ウィンケルマン氏:これらの(注:NFTアート)価値は、間違いなくゼロになる。(中略)単にNFTアートを作っただけでは、何の価値も生まれない。我々が少し興奮しすぎて、とんでもない価格をガラクタにつけてしまったことに、いずれ気がつくだろう。

(引用)
https://www.businessinsider.jp/post-231795

チームラボの猪子寿之氏と落合陽一氏が「Media Ambition Tokyo 2021」で行った対談の中では、それぞれ以下のように発言されています。

猪子氏:「アート」のなかの話ではない気がしていて。もちろん実際にはアートのなかの人たちも興味をもっているけれど、金融面の動きのほうが強いですよね。(中略)実際にアートを所有しなくてもいいと思えるのってアートを好きになったことない人の意見だと思ってしまう。(中略)投機の話ばかりになってくると、いま生きているアーティストの活動とは関係がないものに思えてしまう。

落合氏:お金を稼ぐためにアートがあるのではなくて、世界の真理や世界への違和感、絶望を解放するためにアーティストは作品をつくっている。生きるために作品を作ることと投機はハマらない。

(引用)
https://hillslife.jp/innovation/2021/06/05/the-future-of-technology-and-art/

このように、アーティストの目線からは、NFTバブルにより、NFTアートが「アート」というよりも投資のために使われていることを疑問視するような声が多く上がっています。

NFTの将来性

さまざまな評価がされているNFTですが、今後、どのような展開が期待されているのでしょうか。
ここでは、3つの観点からご説明できればと思います。

さまざまなアートがNFTとして販売できるようになる

冒頭のニュースとして取り上げたたむらけんじ氏のギャグや、Twitter社CEOのジャック・ドーシー氏のツイートのように、今後、NFTの対象範囲はますます拡がっていくことと思います。
これまでなかなか日の目を浴びることのなかったマイナーな創作活動や、まだ無名のアーティストの作品なども、NFT化することで世界中の利用者に向けて発売する機会を得ることができます。

二次利用費によってNFTアーティストが継続的に収益を得られる

NFTを発売する際には、転売などの取引が行われる度に一定額をアーティストに還元する「二次利用費」のプログラムを組むことが可能となっています。

今後、NFT取引が活発になればなるほど、NFTアーティストも継続的に収益を得ることができるようになり、芸術活動が活性化すると考えられます。

制作者や所有者などの取引情報が後々大きな価値を持つ可能性があるNFT取引を行うと、制作者や現在の所有者、過去の所有者などの取引情報が記録されていきます。

無名の時期を過ぎ、後に評価されるようになったアーティストの作品や、過去に著名人が所有していたことのあるアートなどが、高額で取引されることも見込まれます。

NFTが直面する今後の課題

それでは、NFTは今後どのような課題に直面するのでしょうか。
ここでは3つの課題について説明できればと思います。

訴訟の長期化や多額の訴訟費用を支払うリスクがある

NFTに関する法律面の整備が急務となっています。
たとえば、日本の法律では、現実世界に存在する有形の資産のみが所有権の対象だと考えられているため、NFTの所有権については認められていない状態となっています。

また、NFTの著作権はアーティストに帰属すると考えられているため、購入後にアーティストと利用者の間でトラブルが起きるリスクもあります。

法律が整備されていない以上、訴訟が起きた場合には判決が長引いたり、多額の訴訟費用がかかるかもしれません。

詐欺・コピー作品からアーティストを守る仕組みを整える必要がある

NFTは誰でも気軽に制作物を投稿することができますが、その反面、詐欺・コピー作品などの販売が横行していることが問題になっています。
日本でも複数のNFTアーティストの作品が被害にあっており、ネットニュースなどでも報道されています。

詐欺・コピー作品の販売規制や、取り締まる法律などもまだまだ整備されていないため、どのようにアーティストの権利や利益を保護していくかが課題になってくると思います。

マネーロンダリングに使われる可能性がある

NFTはオンライン環境下でさまざまな金額で販売されており、中には高額での取引も多くあります。
そのため、送金や証券購入、資産運用などを繰り返すことで、犯罪によって得たお金の出所を分からなくし、差し押さえられないようにする「マネーロンダリング」と呼ばれる違法行為の温床となる可能性が示唆されています。

これらの違法行為が活発になればなるほど、規制は強まると考えられますし、それによってNFT取引が不活性化してしまうリスクもあると思います。

今後、NFTマーケットプレイスがどのようにコンプライアンス対策を行っていくのかが注目されています。

本来価値のあるアートが購入されない

現在、NFTバブルの影響で、マーケットプレイスにはアーティストの作品はもちろんのこと、一般人の作品や詐欺・コピー作品など有象無象の作品が販売されています。
投資市場では、「初めてNFT化された」「あの有名人が買った」というような付加価値によってNFTアートが買われていることもしばしばです。

そのため、本来は非常に価値のあるアート作品がマーケットプレイスで埋もれてしまったり、正当な評価を得られない可能性があります。

NFTバブルが沈静化し、投資目的での保有から純粋なNFTアートの所有や収集を楽しむコレクターが増えることが今後期待されます。

終わりに

いかがでしたでしょうか。
NFTは企業や投資家などから非常に注目されている分野であり、効果的に利用することでアーティストにも大きな利益をもたらす可能性があることが分かります。

一方で、一部のアーティストが懐疑的になっているように、投資手段としての注目が集まりすぎていて、本来の「アート」としての価値を見失ってしまっているのではないか、という意見もあります。

大事なのは時代の潮流をよく読み、変化に適応することだと思います。
今後もNFT関連情報をしっかり追っていきながら、読者のみなさんのお役に立つ記事をリリースできればと思いますので、ぜひ今後もチェックしてみてくださいね。

参考文献/サイト
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4f35a54b68fd86943aabf104c5ffc59d1c15ec7
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2103/23/news059.html
https://www.asahi.com/articles/ASQ2475Y0Q23ULFA016.html
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a657fc6fa609c8e3c05045fbe9a6e3e3e446a58?page=4
https://jp.techcrunch.com/2021/04/03/2021-03-24-nft_users/
https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/ma/J0114.html
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2110/28/news070.html
https://www.acfe.jp/us-topics/ut-40/
https://minkabu.co.jp/choice/cc-what-is-nft/#featured-nft
https://spinnup.jp/blog/nft-for-artists/







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