改めまして藤原繊月-sengetsu Fujiwara -です。
初めましてだけど…って方は前回BUNCA様にて
掲載させていただいた実は簡単!印象的な光の撮り方
を読んでいただけますと幸いです(´∀`*)
またご縁がありまして第二回を掲載させて頂けることになりました!
さて、前回は フレアとゴースト について記載させて頂きました。
が撮った後まで書ききれず( ;∀;)
なので前回に続いて今回は
色と印象〜レタッチのやり方編〜
についてお話しさせて頂きます。
早速ですが暗室はご存知ですか?
もしかしたらフィルムで写真撮る方には知ってる方もいらっしゃると思いますが
まずはそのお話からさせていただきます。
今でこそ撮ってその場で確認してネットやお店ですぐ現像が当たり前ですが
フィルムの全盛期はほぼ暗室という方法で自宅などで
現像処理をしていました(´∀`*)
この暗室という場所では撮った写真の
現像 色調整 サイズ調整[端切りなど]
を行ってました。
そして時間は流れデジタルが生まれて現代。
暗室作業は減りましたがデジタル暗室[と自分はよんでる]
作業がありそれが
レタッチ
と呼ばれる作業です。
今回はそのお話をしていきます(´∀`*)
上の方に二枚の写真を載せましたがこれは全く同じ写真です。
『色味が全然違うやんけ‼︎』ってなると思うんですが
簡単に言うとこれがレタッチの一つです。
レタッチは…
より自分の好きな色又は出したい色を出すことがひとつです。
ちなみに最近だとスマートフォン等でも手軽にこの作業ができます。
今回はアドビシステムズ様のライトルームというアプリを使って
解説させて頂きます。
このアプリはスマートフォンでもタブレットでも
もちろんパソコンでも使えるのでかなりオススメです(´∀`*)
今回はタブレット画面でのご説明になりますが
スマートフォンでもパソコンでも操作は同じです!(´∀`*)
今回は大分県の府内城ライトアップをiPhone7で撮影したので
そちらを参考に解説していきます。
開くとこんな画面になりますが
この写真を下記の写真のように変更していきます。
これは切り取りと光の調整色の調整などを行ってます。
むずかしそう?大丈夫です、思ってる以上に簡単にできますd( ̄  ̄)
まずは露出光をいじります。
緑色のまるで囲ってる部分ですね!
この露出光は写真全体の光を表してます!なので…
露出光を高くする〔プラスに持っていくと〕
写真全体が明るくなり逆に低くする[マイナスに持っていくと]
写真全体が暗くなります。
ちなみにこの低くした場合強い光
主に太陽光や月の光イルミネーションの光等
は光の強さは落ちますが写真の中に残ります。
今回は全体を暗くするために-1、63まで下げます。
この時の数値[今回なら-⒈63]ですが
実際に写真を見ながら好きな明るさに合わせるだけなので
好みで調整してください!(´∀`*)
これで写真の城の周りの景色が暗く隠れ光が残りました。
次にコントラストを調整していきます。
これは写真の色の濃さの調整だと思っていただけると分かりやすいと思います。
なのでプラスに持っていくと色が濃くなり明暗差がはっきりし
逆にマイナスに持っていくと
このように写真全体の色味が減ります。
今回はプラス13に設定しました。
こちらの設定も前回と同様に目で見ながら設定できるので
お好きな設定で大丈夫です(´∀`*)
さて次にハイライトの説明をします。
ハイライトは写真内の光源…今回なら城のイルミネーション
よくある写真でしたら星や太陽や電球、ライトなど
直接光を放つものの光加減の調整になります。
こちらもプラスにすれば明るくマイナスに持っていけば暗くなっていきます。
今回は写真のイルミネーションを明るく見せるために
プラス27へ持っていきました。
そして次にシャドウの設定をしていきます。
シャドウは影の強弱を変更できます。
暗い部分をより暗くできます。
そして明るい部分にはほぼ影響しません。
ですのでシャドウをマイナスに持っていくと
このように影になっていたり暗い部分がより暗く引き締まり
逆にプラスに持っていくと
全体的に影が軽く薄れ柔らかい印象になります。
ちなみに下の黒レベルという設定もありますが
これはシャドウより暗い黒をより黒くします。
なので人などの瞳で例えるなら
シャドウ→瞳の中の光は残りやすい
黒レベル→瞳の中の景色も黒に近づける
と思っていただけると分かりやすいかもです。
さて話はそれましたが今回はこのシャドウを
マイナス21まで持っていきました。
これで写真全体が少し引き締まりました(´∀`*)
そして次に白レベルを調整していきます。
今回は黒レベルは使わないので上に記載させて頂きました。
この白レベルは黒レベルと同じく
白いものをより白くしたり逆に暗くしたりできます。
なので白レベルをプラスに持っていくと…
このように今写真の中にある白い部分が明るくなり
柔らかくなります。
逆にマイナスに持っていくと…
このように白い部分が暗くなり写真全体が引き締まります(´∀`*)
今回は明るくするために白レベルをプラス89に変更します。
これで写真の中のイルミネーションの光が強くなりました( ‘o’ )!!!
さてここからカラーの設定に行きますが
先に色と印象のお話をさせて頂きます٩(ˊᗜˋ*)و
皆さん好きな色はありますか?
自分は緑が好きです(´-`).。oO
今回は青と赤を軸に色と印象について記載しますね!
一番最初にのせた写真に戻ります。
1枚目は景色を青に変えています。
青は
青→夏、冷静、冷たい、寂しさ、静けさ、開放感等
落ち着いた印象を人に与えます。
次に赤色。
ここではオレンジに近いですが
赤→夏、活気、恋、争い、情熱等
比較的活発な生命力に溢れた印象を与えます٩(ˊᗜˋ*)و
ここら辺を軸にその写真につけたい印象や色を調整していきます。
ちなみに本当はもっと細かくライトルームを使い
調整することができるのですが今回は誰でも簡単にできるように
設定していきますね(´∀`*)
今回は実際のイルミネーションに近い青側に寄せました。
ちなみにこのグラフはマイナス側に寄せるほど青が濃く
プラス側に寄せるほど反対色である赤に近くなります。
本物に中実に近づけるもよし。
あなたの好きな色に近づけるもよし。
写真は一つのアートであり作品なので
そこはお好きに設定してあなたの 好き に近づけるのが
一番良い作品だと思います(´∀`*)
次に彩度を弄ります。
今回は全体の色を少し濃ゆくするためにプラス19に持っていきました。
この彩度はプラスになる程に色調がはっきりとし
逆にマイナスになる程白黒に近い仕上がりにできます。
ちなみに個人的なイメージですが、、、
海外の方ほど色調の強い〔色の濃い〕作品作りや
極端に白黒とはっきりした作品が多く
日本の方は少し薄い色彩を好むような気がします(偏見と多数例外あり)
あくまで個人意見ですが_φ( ̄― ̄ )
さて間も無く終わりですが次に
写真というのはいじるほどに画質が荒れてきます。
一眼レフなどでしたら ROW という形式で撮影すれば
あまり気にもならないんですがスマートフォンだとどうしても
荒れてしまいます。
なので次はその荒れた画像をごまかす処理をしていきます。
右下にあるこのディテールをクリック又はタップします。
ディテールとは日本語で細部という意味です。
ちなみにこのノイズ軽減は画像の荒れを抑えてくれますが
その分少し強くなるほど写真がぼやけます。
なので…
通常
これは相当前に愛用していたPENTAXさんのデジカメで
撮影した写真を拡大したものになります。
全体的に拡大すると粗が目立ちますがこれをノイズ軽減すると
このようにシャープさは失われますがノイズを抑えることができます。
話はそれましたが次に最後の仕上げ。
写真を撮っているとどうしても少し曲がってしまったり
余計なものが写ってしまったりします。
右側の矢印の先にあるマークをタップします。
真下の青い丸で囲ってる部分で角度の調整ができます。
今回は角度は問題ないので写真の切り取りを行なっていきます。
青丸で囲った部分をずらすことで写真を切り取ることができます。
今回は左下のお店?の光と上下の景色を取り除いていきます。
これで完成です。
思ったより長くなってしまいましたが。。。
これで光の撮り方レタッチ編は終わりです。
今回は何方でもわかりやすいようにスマホ写真を起用しましたが
一眼でも同じです(`・ω・´)
まさか二回も記事投稿させていただけると思わず…
このたびはありがとうございました。
…と見せかけて第三回?でフィルムでの星の撮り方を
記事にさせていただけることになりました!
今月三度目のおつきあいになりますが
その際は少しでも参考になればと思います。
では素敵な写真ライフを!
最後までありがとうございました。
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藤原繊月 -sengetsu Fujiwara-
光と記憶をテーマに撮影中。
作曲家巽良太と共に映像作品。
Memory Dustも展開中
HP⇒sengetu.themedia.jp”
SNS⇒@boc_sengetu”