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BUNCA立ち上げメンバーの一人である阪口のこれまでを描いたスペクタクル大長編エッセイ、ここに開幕です。番外編「僕が旅に出る理由③」。今回は番外編として阪口がBUNCAに入る前の出来事をちょっとだけ覗いてみます。

私、阪口と申します!

アッサラーム!(こんにちは)それでは前回の続き。
突発的なイタリア旅行から帰国して余韻に浸っているのも束の間、僕の頭の中は既に新しい旅程が生まれていた。「月刊ムー」を愛読書としている父親のもとで育った僕は、小さい頃からUFOや未確認生物、心霊などオカルトチックなものに関心を抱かずにはいられず、中でもピラミッドは僕の中でも大きな興味の対象となっていたのだ。
「大学も辞めてバイクで事故って保険金もいくらか下りたし、実際にピラミッドでも見てこようかな。」
今となってはこの時の行動力は羨ましくも感じ、良いか悪いかは置いておいて思ったことをすぐに行動に移せたのだ。
すぐさまHISのHPに飛び、安いか高いかも分からないままフリーツアーに申し込みをしてしまったのだ。(もう引き返せないぜ。。)

そんなこんなで、イタリア旅行から帰ってきた2週間後にまたまた15時間以上のフライトでカイロ国際空港に到着したのだ。(直行便だと13時間程で到着するのだが、この時は格安ツアーだったのでヨーロッパを経由して向かったので時間の感覚が狂う程乗っていた。)

フリーツアーだったので、飛行機やホテルの手配は済まされており、僕の記憶が正しければ空港には深夜に到着して、そこからバスでホテルに移動をしたんだと思う。(いつかこんな自分の過去を書くときが来るとは思っていなかったので、日記でも書いておけばよかったと少し後悔している。)

深夜のバスに揺られながら早くピラミッドが見たいな~なんて思って窓を眺めていたら…「っ!!!??」遠くに三角形の巨大な物体の影がところどころに点在していたのだ。
(エジプトには100個以上のピラミッドが点在しているのだ。)


(当時の写真が行方不明なので今回の記事ではフリー画像を拝借させていただきました。)

「うわぁーーやばいーーー本当に俺は今エジプトにいる!!」と深夜にも関わらず興奮したのは今でも鮮明に覚えている。期待と不安が入り混じりながらも、新しい景色や世界に飛び込んだ感じがしていたのだ。

翌日、早速あの有名な巨大ピラミッド&スフィンクスを見に出掛けた。僕のイメージでは砂漠のど真ん中にポツンとそびえ立ち、サンクチュアリ的な神秘的で秘められた印象だったのだが、思いっきり街のそばにあって、これはこれで異色さを感じた。

ピラミッドの中にも入れるのだが、記憶に残っているのは異様な匂いと真っ暗な空間だ。しかし、それと同時にこの観光で行けるルートとは別にきっと誰も知らない何かが眠っている、、そんな気がしてインディージョーンズ感を楽しめた。
ちなみに、ピラミッドの入り口にターバンを巻いた警備員(ガードマンというよりはシーシャを吸ってそうな感じ)がいて、「俺のこと写真撮ってくれよ!」と言うので撮ってあげるとモデル料を請求してくるので要注意だ。

折角なのでピラミッドの近くでラクダに乗って記念撮影をしてみた。想像以上に地上からの距離が高くてこわい&ゴツゴツした乗り心地の悪さなのだが、皆様も人生で一度くらいは乗ってみたらどうでしょうか?僕はまだ行けていないのだが、ラクダ(もしくはジープ)に乗って砂漠のど真ん中まで行きキャンプをするツアーがあるのだが、静寂と暗闇の中に降り注ぐ満点の星空、サンセット&サンライズの美しさは旅人の間でもとても有名だ。

※興味ある方はコチラが参考になります!
URL:https://stworld.jp/feature/MA/saharadesert/



それからスフィンクスの向かいにあったケンタッキーでご飯を食べたりして、、って、目的がもう終わっちゃったーー!!わーん、どうしよう!エジプトまで来てケンタッキー食べてる場合じゃないよ!

そう。「ピラミッドとスフィンクスを見てみたい」という初期衝動だけで動いてしまったので殆どの旅程を考えずに来てしまったのだ。この後どうしようかな~なんて不安になったりもしたのだが、なんだかんだで色んな人に出逢えた。
僕が1人で街を歩いていたら声を掛けてくれて一緒にご飯を食べた老夫婦、国際専門学校に通っているという女の子2人組とアレクサンドリアに行ったり、道中で乗っていたタクシーが事故ってすごいフランクに「修理代、出してくれない?」とか言われたり(勿論払わなかったが、今は分からないが当時のエジプトではライターが貴重であげると喜ぶし物々交換が出来る)、ツタンカーメンのお面を見に行ったら京都から来たという無茶苦茶可愛い女の子に話しかけられて旅中に恋をしたり。いろんなことがあった。



砂埃がすごいので鼻をかむとビックリするくらいに真っ黒になるのだが、イタリアとはまた違ったアナログな感じの海外に来た!感がたまらなく好きでした。またいつか、今度は誰かと一緒に行きたい国です。
あっという間の数日間で、帰りの乗り継ぎはつい2週間前に行ったばかりのイタリアで、次のフライトまで数時間の空きがあったので、近くの喫茶店でパスタとめちゃくちゃ苦いエスプレッソをいただき、無事に帰国しました。

そしてあっという間に春が来た。その頃、僕は派遣で制作会社のADをしながらお金を貯めていた。そう、夏には新しい旅が待っている。

次回、西日本一周編へ続く。







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