私、阪口と申します!
埼玉県の田舎町で暮らしていた僕は中学生の頃から早く大人になりたいと感じていた。それもあってか進学先は都内の高校を選択し、今振り返ってみてもとても充実した学生生活を過ごしていたと思う。このまま永遠に終わらないエンドレススクールライフが続いていくんだろうなと心のどこかで思いながらも時間は刻一刻と過ぎていき、気が付けば高校3年生になった。その頃からクラスメイトは受験モードに切り替わっていて、予備校に通い始めたり将来の進学先をぼんやりながらも考えていた。各々が未来を向いていた。
なんとなくピりついた空気をよそに、僕は授業中に漫画を読んだりゲームをしたり、はたまた何人かで大富豪をしたりと頭ぱっぱらぱーで遊んでばかりだった。
テストもどうにかなるだろうの精神で挑んでみたが、クラス48人中47位の成績をとったときは流石に痺れた。(ちなみに48番目はこれまた頭ぱっぱらぱーなギャルの女の子だった。)
ついに友人達にも受験の魔の手が迫り、僕も流されるままになんとなく大学への進学を選び、なんとなく勉強をして何の目的もなく大学に入学してしまったのだ。今思えば、自分と向き合ってどんなことがしたいのか、逆に何をしたくないかを考えて一浪してでも考えなければいけないことなのだが、その当時はそれに気づきもしなかった。
なんとなくの入学とはいえ、オレンジデイズやハチクロみたいなハッピーラブリースクールライフが待ち受けているんだと期待していたのだが、そんな気配は在学中1ミリも起こらなかった。僕の周りには、授業中にスケボーに寝そべって「ウルトラマン」って言いながら教室を滑っていく者、マクドナルドのドナルドの格好をして授業を受ける者など変わり者が多かったから当然といえば当然なのだが。
印象的な大学生活の思い出といえば、英語の授業だと思って受けていた授業がフランス語でそれを知らずに一か月間通っていたことくらいだ。隣の席の人に聞かなければそのまま単位を落として夏休みを迎えていたに違いない。
目的や将来のやりたいことも無い状況で入学し、奇跡的に小学~中学校時代から好きだった女の子と付き合い、遊ぶお金欲しさにアルバイトに明け暮れていた。
このままなんとなく大人になっていくんだろうなと思っていた矢先、通学中のバイクで事故を起こした。飛び出してきた車にぶつかりすっ飛ばされ、愛車は粉砕されたのだ。更に悪いことは重なる。その当時付き合っていた彼女にも振られ、「あーもうこれは旅に出よう。自分の見た事のない景色を見に行ってみよう。」
そんな単純なことで、僕は大学を辞めて(休学すればよかったのに!)旅の準備を始めたのだ。
次回へ続く。
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