「既存システムへの挑戦」- Kazutoshi Watanabe -

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株式会社BUNCA、代表取締役の渡邊です。ご挨拶を兼ねまして、BUNCAを始めるまで経緯を書かせて頂きました。本日よりコンペティション『Pictrial部門』『Photo部門』にて募集をスタートしましたので、ぜひご参加ください。作る人、求める人、クリエイティブに関わるすべての人へ。BUNCAを何卒宜しくお願い致します。

・はじめに

クリエイター/芸術家応援webメディア「BUNCA」にお越し頂きましてありがとうございます。初めまして、代表の渡邊です。

本日2019年5月27日、無事OPENとなりタイトルの通り「既存システムへの挑戦」が始まったことを嬉しく思います。

インターネット元年から20年以上が過ぎ、各分野で既存フォーマットからの脱却が加速しています。クリエイティブといわれる業界はその中でも進行が早く、昭和の時代から考えるとまったく別物になっています。

ですがクリエイティブを作る人、求める人の本質は何も変わっていません。BUNCAは「本質」を今の時代に合ったシステムに落とし込んでいく事により、クリエイター/芸術家を応援して、クリエイティブを盛り上げていきます。

・クラウドファンディングプラットホーム事業になぜ零細企業が飛び込むのか?

CAMPFIREさん、MAKUAKEさんを筆頭に大企業が運営する「クラウドファンディング」プラットホーム事業になぜ零細企業が飛び込むのか?BUNCAの立ち上げを決めた際に、悶々と考えていました。

理由は複数あります。

まず「クラウドファンディング」の日本市場はまだ成長過程であると感じていました。海外では「Kickstarter」と「Indiegogo」などがあり、市場規模も日本より10倍以上になるといわれています。なぜ日本は?と考えてみると、社会がスタートアップに対して前向きな動きをしていない状況だったからではないでしょうか。「モノづくり」が得意な国なのに、あまりにも取り上げられていなかった。出る杭はバチバチ打たれてましたよね。実際に動いてる人は多数いて、それに共感する人も多かったはずです。

ですが近年、ベンチャー企業を中心にその流れが大きく変わったと実感しています。 資金集めの新しい形、スタートアップとの親和性が高い「クラウドファンディング」はここから本格的に広がっていくでしょう。

「Kickstarter」では2014年「ポテトサラダをつくります」というプロジェクトに660万円もの資金が集まりました。(引用:成功するクラウドファンディング 小田恭史)

私にとってはこれは衝撃的で、めちゃめちゃセンスあるなと感じたんです。 この「ノリ」が欲しいし、この「ノリ」をみんなで共感したいという願いを持っています。すごく馬鹿でチープなんですが、多数の人間を巻き込んでハッピーにしてる。なんか素敵だと思いません?

様々な側面から「クラウドファンディングは面白い」と確信したので、零細企業ですが飛び込んでしまいました。そうなんです、何を隠そう我々は100%挑戦者なのです。

・刷り込み意識の罠

上記とは別にもう一点。

以前から身近にいるクリエイターの手助けしたいな、を現実にしたかったところがあります。一個人としてボランティア感覚で出来る事は多々あるんですが、クオリティを高める為にちゃんとビジネスとして取り組みたかった。

仕事はwebを中心にやっていましたので、好きなクリエイターのプロジェクトなどはチェックしていました。が、私自身は正直なところ懐疑的でした。 なぜならジャンルを「クリエイティブ」で絞り、既出のクラウドファンディング/プロジェクトオーナーをやってる人は「本当に支援が必要な人」ではないんじゃないか?と考えていたからです。

現段階でプロジェクトを成功させている方々はリテラシーが高いし、目標設定も明確で、新しい世界へスパっと入れるメンタルがある。となれば放っておかれないし、どんな形であれ一定の結果は得られているでしょう。資金提供者は不特定多数に募らなくても存在するという認識です。

ただこれは刷り込み意識の罠でした。

購入型の話になりますが、クラウドファンディングの本質は「資金集め」であって「支援や寄付」という既存システムでのイメージでは無い事を再認識したんです。私はどこかで「人のお金で崇高な作品作りをするなんてダサイ」と思ってたんでしょう。本質はそこじゃないと理解してた方々はすでにプロジェクトをスタート成功させています。中には疑わしい人もいるのは否めませんが。

当然「資金集め」なので、そのプロジェクトに対して完遂するのは当然のこと、「支援者」様に対して正当なリターンを行う責任が発生します。 プロジェクト実行者、支援者、どちらかに偏ったモデルでない事がはっきりとわかります。

・埋もれる天才

また別の話になりますが、僕は長年ライブハウスを中心に音楽活動をしています。

私の近くにいたクリエイターは先ほどお話しした、「一定の結果を得られる人」ではありません。

かろうじてスマホは使っていますが、

お金がない。
マメじゃない。
SNSとか全然使えてない。
プロモーション=格好悪い、という偏見がある。
部屋が汚い。
モチベーションゼロの仕事をしている。
彼女がいない。
お酒飲んじゃったら女の子の話しかしない。(私にも原因あり)
ライブは好きだが、しがらみの果て制作活動に集中出来ていない。

完全に負のループにはまってますね、羅列すると。

ですが、抜群に音楽が良いんです。

売れてないので2~30人ぐらいのお客さんの前でしか、ライブする機会はなかなかないのですが、毎回泣いてる人がいるぐらいです。 同業者からのプロップスもめちゃめちゃ高くて、私自身も大ファンです。

彼は音楽以外は何もしたくないし、出来ないわけです。

今の世の中だとこの才能は陽の目を浴びる事はないんでしょうか。 ちょっと待ってくれよ、と私は言いたいんです。

・セルフプロデュース能力の必要性

一流と言われるクリエイターは、

「自身が抜群のセルフプロデュース能力を持っている。」

もしくは

「プロデュースを補ってくれる人が近くにいる。自身の魅力で引き寄せた。」

かどちらかなのだろうと推察します。後者の場合、補ってくれる人が出現しなかったら多くの人の目には留まらず、活動を終えてしまう。

コンテンツの激的な増加、多様化も進み「その道で食べていく」と目標設定した場合、その環境は厳しくなっています。企業も新人発掘の際は、一定以上の評価を数値で確認できる媒体が数多く存在してる為に、そこに予算を落とすとは思えません。

ゆえにセルフプロデュースの必要性は高まる一方です。

我々BUNCAは何かをプロデュースしていくわけではありません。

クリエイター/芸術家の本業は作品を作る事。

そこに注力する為のお手伝いがしたいと考えています。「作品」が良ければ売れる時代ではありませんが、「作品」が良かったら広め方はいくらでも模索できます。「それ最高だからプロモーションしたい」という「プロデュースを補ってくれる人」も出てくるでしょう。

「作品」のクオリティが低いのに、プロモーションその他に力を使い過ぎてる自称クリエイターが多過ぎです。その流れになったのは、「便利さ」の弊害とも言える。ジャンクの良さはありますが、ジャンクとクオリティが低いものは違います。

・Competition

本日OPENと同時に「BUNCA Competition」の応募をスタートさせて頂きました。今回は「Pictrial」「Photo」の両部門での募集になります。テーマは共に「FIRST IMPACT」。あなたにとって最大のインパクトを形にしてください。

詳細は下記ページ

Pictrial
BUNCA Competition 『Pictrial部門』募集要項

Photo
BUNCA Competition 『Photo部門』募集要項

※応募方法は、アカウント作成後マイページから作品アップロードにて完了となります。

・さいごに

BUNCAは「既存システムへの挑戦」です。

徐々に変わりつつあった、クリエイター/芸術家の環境がここに来て完全に変わったと宣言します。既存システムは終焉を迎え、絶対的なフォーマットのない時代が始まりました。環境が変われば自ずとやり方は変わります。変わらないといけません。

ですが、制作部分のピュアな部分は変わりません。人の心を揺さぶるのは、制作者の心でありもっとも繊細な部分です。

クリエイティブの分野では世界的には遅れている現状もあるかと思います。

ただ私はひねくれ者なのでそう思いません。

「MadeInJapan」舐めんなよって話なのです。

作る人、求める人、クリエイティブに関わるすべての人へ。

「BUNCA」何卒宜しくお願い致します。

株式会社BUNCA
代表取締役 渡邊和俊

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