「安齋肇 えとえのえほん展」~写真家 三浦憲治から見た安齋肇~- 三浦憲治 -

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現在しもだて美術館にて「えとえのえほん展」を開催中の安齋肇さんについて、写真家:三浦憲治さんに実際にお話しを伺ってきました!




BUNCA阪口 > それではまず、安斎さんはどういう方ですか?

三浦憲治 > 時間を守らない人だね。

BUNCA阪口 > 有名ですよね。(笑)

三浦憲治 > そういうのもこっちも知ってて。最近は守るようになったね。

BUNCA阪口 > そうなんですね。じゃあ昔はそういうことが多かったんですか?

三浦憲治 > めちゃくちゃだったね(笑)それを見越して、予定を1時間ずらす。そしたら、来てるじゃん!って驚くがたびたびあったけど、 最近時間のルーズさはなくなったね。
お互いジジイだからね。


BUNCA阪口 > (笑)いえいえそんなことは。

三浦憲治 > 六本木に小っちゃいギャラリーもってて、毎年広島出身なんだけど広島のことを一言声かけて安斎風の広島の文章とか書いてもらった。
”みうらじゅん”もイラストとか文章とか、安斎の世代上手いんだよね。皆多彩な人が多いんだよね。


BUNCA阪口 > たしかに・・・絵や文章などジャンル問わず書けるということですか。

三浦憲治 > そうそう。そういう人が多いね。俺は1個に絞れないんだよね。ぱっぱらぱーだから。撮るだけしかダメなんですよ。(笑)

BUNCA阪口 > いやいや、写真最高にかっこいいですよ!

三浦憲治 > ラジオもね素人だけどやった。喋ったのは安斎が一番多いんじゃないかな。生放送だから、一気に喋っちゃった。イベントで2人でトークショーとかやった。
やっぱ安斎の60の記念を大阪でやった時呼ばれて、あともう一人誰かなって思ったら奥田民生だったんだよね。奥田民生が抜群に喋るの上手いんだよね。してやられたって感じ。徹底的に振り回された(笑)


BUNCA阪口 > 安斎さんも喋り上手いですよね。

三浦憲治 > 上手い。緊張してないんじゃない?まず、顔がそうじゃない?絵もそうだし。顔見たら優しいおじいさんって感じで、それが絵に出てる。

BUNCA阪口 > 確かにそうですね。

三浦憲治 > 今、こういう画風の人あんまりいないんじゃない?アニメイラストレーターって面白いよね。キャラクターが凄い。

BUNCA阪口 > そうですね。皆さん特徴があって、自分の絵を持ってますよね。

三浦憲治 > そうそう。写真ってそこが出せないから難しい。イラストレーターの人ってなんかもう一個持ってるじゃない。カメラマンって意外とそういうのないんだよね。
みうらじゅんも、イラストレーター、漫画家、写真もできて、喋りが抜群にうまい。


BUNCA阪口 > 音楽もできて…

三浦憲治 > 不思議だよね。俺は何かあるものを撮っていくから、自分で作ってるもんじゃないから。イラストレーター安斎とかみうらじゅんとか自分で作っていくから。個性がある。
それが自分との違いかなって思う。
こんな絵描く奴いないじゃん。だから、天才画伯家って感じ。


BUNCA阪口 > 紙一重なんですね。(笑)

三浦憲治 > 一時期、へたうまが流行ったじゃない。そういうの通り過ごしてるんだよね。イラストがもともと下手なのかわざと下手に描いているのか。
安斎はずっと描いてるのよ。アレも。40年50年知ってるけど、変わんないもんね。
だから、コイツ下手なのか上手いのか。
音楽関係の仕事やった時にジャケットのデザインやってたの。あがりを渡しにいった時に、頭がアフロヘア―に寝癖がついてて。コイツ大丈夫かなって感じだった。(笑)


BUNCA阪口 > (笑)どういうきっかけで出会ったんですか?

三浦憲治 > チェッカーズのパンフやんないかって誘われてその時代に音楽で出会った。音楽繋がり。でも趣味が違うから、何が好きなの?とか全然そういう話しない。

BUNCA阪口 > 普段どんなお話するんですか?

三浦憲治 > バカな話ばっかりですよ。
最近は不器用だから、LINEとかじゃなくてメールでやりとりしてるんだけど。今コロナで3密とかあるじゃない。だからその密を蜜ってボケてみたり。
そしたらどんどん話変わっちゃって何の話してたっけ?みたいな。そういう真面目やってるけどどこかがズレるというか、時代がついてってない。俺らボケてんだろって(笑)
そういう会話ばっか。ボケとツッコミで俺がボケてんのかな。アイツがツッコミ。


BUNCA阪口 > (笑)それでは最後に、今回の展示について応援コメントをお願いします。

三浦憲治 > よくここまで出来上がったなって感じ。(笑)昨日なんか徹夜で来て、額縁買ってきてほしいって。
安斎の今回みたいな展覧会って初めて来たんだよね。60の時もLOFTかPARCOでやってたけどこういう感じじゃなかったから。
1個1個の事は知ってたけど やっぱり、さすがの人脈だね。工藤官九郎とかスチャダラパーとか絵本で持ってくる。
あんまそういうイラストレーターいないじゃない。


BUNCA阪口 > そうですね。皆の力で出来上がって今までの集大成。

三浦憲治 > それがまた変わるんだよ。8月末とかに行ったら全然変わってくると思う。

BUNCA阪口 > じゃあ会期中は変化を楽しめると。

三浦憲治 > 間に合わないから変わるんだろうって感じ。(笑)でも、凄いなって思う。

BUNCA阪口 > そうですね。ありがとうございました!







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Author Profile
三浦憲治
三浦憲治 photographer 1949 年 広島市生まれ。
東京写真短期大学除籍後、写真家 ⾧濱治氏に師事し、1971 年より、来日ミュージシャン(サ
ンタナ、レッド・ツェッペリン、ピンク・フロイド、エリック・クラプトン、ポリス、etc.)
のライヴ写真を撮り始め、武道館でのサンタナのLIVE 写真がアルバム「ロータスの伝説」
の中ジャケットに掲載。YMO、ユニコーン、奥田民生、矢沢永吉、井上陽水、松任谷由実、
岡村靖幸など多くのアーティストを撮り続け、雑誌、広告、CD ジャケット、ツアーパンフ
レット、写真集など数多く手掛ける。
2019 年8 月、40 年間にわたり撮影したYMO の写真集「40ymo 1979-2019」(KADOKAWA)
を発表する。
2014 年より出身地・広島をテーマにした写真展『ミウラ ヒロシマ』を毎年開催。
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