絵が生きること- 桂 典子 -

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第23回 岡本太郎現代芸術賞への出展や、多数の展覧会を開催するなど精力的に活動中の画家ーー桂 典子さんより、沢山の作品をお寄せ頂きました! ‘‘絵が生きる‘‘とはなんなのか・・・? 現在の作品に至るまでの経緯と共に迫ります。なんと描き下ろしの作品も!

はじめまして。
絵を描いて生活しております、桂典子という者です。
田舎から上京した後、美大の大学院を卒業してから副業をしつつ、こつこつ作品制作・発表をつづけております。
今回、私の作品について書かせていただく機会を頂きましたので、ゆる〜く辿らせていただけたら、と思います。

まずは、どんな絵を描いているか、少し作品の紹介をさせていただきます。


幕の内 F15(652×530mm) 2009 キャンバス、油彩、テンペラ


すこしちいさなうさぎのごはん S30(910×910mm) 2019 キャンバス、テンペラ、油彩


おおきなおくち S100(1,620×1,620mm) 2017 キャンバス、テンペラ、油彩


みじんこ F30(910×727) 2014 パネル、テンペラ、油彩


SPHERE 2011 スチロール、和紙、テンペラ、油彩


あかいこ 2019 120x70x90mm 陶器


はこ 2019 インスタレーション

こんな感じの作品を制作しております。
今回は、食べ物が生きものになった経緯をということで、その辺りについて書かせていただきたいと思います。
文章を沢山書くのは苦手なので、ゆる〜いイラストと共に、、


もともとお絵描きが好きだったので美大受験をすることになり、美術予備校に通いながら自分が何を描くべきなのか考えて悩みまくる日々でしたが、
単純に描きたいものを描こう。と思いまして、簡単に考えてみました。
こんな感じです。







よし、このかわいい子を描こう、と思いまして









と、もっとかわいくを繰り返していたら



こんな感じでかわいい子を描くようになりました。
そして美大に無事入学し、制作をつづけていました。
ある日、友達の家でカレーを食べていた時にふと



と思って



と思って


カレーライス F12(606x500mm) 2007 キャンバス、油彩

こうなりました。
きっかけは以上のようなわりとしょうもない感じなのですが、
そこからしっかり、何故今自分がこのようなものを描いているのか、ということに真剣に向き合います。







今のような制作活動を続けております。
生きものが生きていること、
食べものも生きものだということ、
その食べものによって自分が生かされているということ、
自分が他のたくさんの生きものたちによって生かされているということ。
太古の海から続いている生命の進化。
二つの細胞が出会う事から始まる、生命の発生の繰り返し。
そんなことに感動しながら、愛おしく描いております。

画像よりも本物の方が圧倒的に可愛らしいので、
ご興味ございましたら是非是非展覧会にお越し下さいませ。


ざくろ S4(333×333mm) 2018 キャンバス、テンペラ、油彩


SPHERE 2011 スチロール、和紙、テンペラ、油彩


あかいこ 2019 120x70x90mm 陶器


小さい子 2019 陶器


はこ 2019 インスタレーション


トートバッグ


ここまでご覧くださいましてありがとうございました!
かなりゆるく語らせていただきましたが、なんとなく私の作品から生きものの愛おしさを感じていただけますと嬉しいです。
では、またの機会がございましたら、、








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Author Profile
桂 典子
2020.2.14 〜 4.12
第23回岡本太郎現代芸術賞展
http://www.taro-okamoto.or.jp/info/taroaward.html


2020.11
個展予定
絵が生きること - 桂 典子 -
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