【不滅】- IRIKIDA -

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第1回BUNCAコンペティションPhoto部門「First Impact」にて審査員特別賞を受賞なさったIRIKIDAさんがBUNCAに再登場です。「アート」とは、「自由」とは、「プロ」とは、「作品」とは。

タイトルの意味がわからない方が殆どだとは思いますが、まずは自己紹介からさせて下さい。


あと先に正直言っちゃいますが、な、ながいです。
そこは今回の反省点にするとして、興味ある方は落ち着いた時に読む事をオススメします。


初めまして。
私の名前は入木田尚英と言います。


ここではIRIKIDAと言う名前で活動していますが、どちらでも構わないので是非覚えて頂けたら嬉しいです。


*プロフィール

・23歳 ♂
・平成7年11月生まれ
・亥年
・大阪生まれ、神奈川育ち
・小〜高校まで普通科卒。その後専門学校を出て芸術とは無縁なゆとり学生時代を過ごす
・現在、配達員をしながら2018年末頃〜隙間時間に絵を描き始める
・「生涯アマチュア」として絵を描き続けられたら良いなと思っている


一応簡単にまとめてみましたが、僕のパーソナルな部分はどうでもいいので覚えて貰う必要はないです。


今回、格好良く大賞を獲って「初代大賞受賞者」を名乗るつもりでしたが、それは叶わず…。
でも審査員特別賞と審査員の皆様のありがたい言葉を頂けて取り敢えずは良かったです。
知らない方のためにも改めて紹介させて下さい。










〜タイトル「天命」〜


受賞インタビューの記事やBUNCAホームページ内のポートフォリオでも簡単な作品コメントを記しておりますが、ここではもっと深い所まで掘り下げて語ります。




まずは作品をどうぞ。





(編集部注:なるべく大きな画像で掲載したかったため、システムの仕様上スマートフォンからの閲覧の際アスペクト比が崩れてしまう点ご容赦ください。)



いかがでしょうか。


今回のコンペのテーマが「ファーストインパクト」という事だったので皆さんがどんな第一印象を感じたのか気になる所ですが、この絵を描いた意図をこれから伝えます。
が、あくまで作者の意図です。
何が言いたいかと言うと僕の作品に関しては「こう見てくれ」、「この思い届けー!」、「ここに注目してくれっ!!」というような暑苦しいものにはなって欲しくないという事。


アートは自分で制限したキャンバスや画材の中で自由であるべき。
当たり前だが見る人も当然自由に見たら良い。


脱線するが、「自由」の正体とは何かしらの制限(=不自由)がある中で初めて実感できるものだと思う。
光がなければ影は存在しないのと同じように「自由」とは影、「不自由」とは光に似ていて「自由」だけの世界程恐ろしいものはないんじゃないかと気付いた今日この頃です。


光(=不自由)がなければそれは影(=自由)という概念すら存在しない。


作者が考える完全なる「自由」とは光も影も存在しない無限に続く闇と同じです。そんな恐ろしい世界想像しただけで絶望しかないですよ。




仕切り直して、とにかく込められたメッセージまで詳しく記すつもりはなく、材料だけ投げかけるつもりです。絵は漫画や歌と違って起承転結もなければ言葉の力も使えません。たった1枚の静止画で伝えられる事など無に等しいです。ワンシーンだけでその物語全体を理解する様なもので、見る人の感性や想像力が試される比率が特に多いです。もちろん絵の解釈に不正解はないので、何を感じ取るかは自由ですが。


皆さんライオンについてどれだけご存知だろうか。


1番に思い浮かぶのはきっと「百獣の王」という通り名では?
その通りで、サバンナで他の動物に襲われる心配がない生物は武器を持ったマサイ族を除けばライオンだけ。あらゆる古代文明でも神として登場しその風貌も王に相応しい。
少なくともサバンナで大人のライオンに殺傷能力で対抗できる動物など居ない筈。


まるで『富士山』のように最高峰の座を得たライオンはなぜ増え続ける事なく他の種と同様に一定の数を保っているか?
その理由は結論から言うと、世界一硬いダイヤモンドは同じダイヤでしか削れないのと同じで、ライオンの天敵はライオンが担っているから。


もちろんわざわざ食料確保の為にライオンを狙いはしない。彼等はオスのボス率いる群れで行動する訳だが、群れの子(オス)が育てば、追い払われてしまう。
(理由は近親交配で産まれた子はハエに噛まれただけで感染し死に繋がる病弱な子ばかり生まれるから)
追い払われたオスは他の群れのボスに決闘を挑んだ上、勝てば新たなボスの座を奪還する。
そして前ボスの血筋を絶って(=子殺し)ようやく自分の子孫を残す事ができる。
(子殺しとは食べる為に殺すのではなく殺す為に殺す事)
残酷だと思う人いるでしょうが、それは表面しか見えてない感想です。


ライオンがライオンを殺す事は結果的に他の動物や自然を守る事、さらにはライオン自身を守る事と同義だから。力を与えられたからには相応の責任が伴う訳で、自然界で無敵の時間が長く続く事程、危うい状況はなく、世代交代こそが強く生きる最善の手だから。


そしてそれを自然界に生きる全ての動物は本能で実行している。




ライオントークおしまい。


ちなみに言っておくが、この絵がライオンを描いているとは一切記してない事をお忘れなく。勿論そうだとも記さない。(絵は鏡のようなもの)




最近、日本では高齢化が進み街を歩けば葬式の案内を見る頻度が増し、ニュースを見れば高齢者が若者の命を脅かし、学校では子どもの自殺率が増えているというような情報がよく入ってくる。
今後もこれらの増加は安易に予測可能で暫くは止まる気配がない。
一方、世界では医学、テクノロジー、食の多様化、進歩に伴って人口が増加し食料として他の生命がどんどん奪われている現状がある。




サバンナにおけるライオン同様、食物連鎖の頂点と言っていい人間の数が一定数を保てないその根源には何があると考えられますか?


大人の皆さん、生きるのに必死で「自分が生きてる間さえ良ければいい」という状態に追い込まれてないですか?


すみません、生意気な独り言です。
何が正しいかなんて勿論こんな若造に知ったこっちゃあない。
大袈裟かもだが、もし仮に宇宙から見て地球が必要なくなったとするなら人は地球の命を終わらせるという重大な運び役を背負わされてる事だってあり得なくはない。





自己紹介で「生涯アマチュア」という言葉を用いた。


それは、この業界の事は全くわからないので何をもって「プロ」と名乗れるのか知らないというのもあるが、生涯を終えたとしても影響を与えられる仕事ができた時、初めて「プロ」と呼ばれるべきだと思ったからである。
だから少なくとも僕が息をしてる間、自らプロを名乗る予定はない。


この記事のタイトルの意味が益々わからないですよね。
まず僕がここで語る【不滅】とは、肉体的なものではなく、精神的なもの。
ハリーポッター観たことある人なら分かると思いますが、ヴォルデモートが魔法で作り出す分霊箱の精神バージョンみたいな事です。


そう、僕にとって作品は分霊箱です。(わからない人はハリポタ見て下さい)


肉体はもちろん滅ぶが作品が世に語り続けられる限り誰かの中で生き続ける。
今やネットの『Cloud』上で絵もデータとしてなら保存される時代。ヴォルデモートの分霊箱は確か7つだが、僕がもっと力をつければ作品は原画だけでなく実体も掴めないネット上で人の手によって拡散され半永久的に残る可能を秘めている。
そうなったら完全に破壊する事など雲を掴むようなもの。。。だから作品に限らず、良いと思う物は拡散して多くの人の目に届けて頂きたい。
僕の作品も評価されるようになれば、ヴォルデモートより殺すのが難しい男になる準備は整ったと言っても過言じゃないですね。


百年、千年、二千年先を生きる子達にも作品が届く、その手始めが今回の受賞だったと言える未来が来るよう、「さっさと仕事辞めて分霊箱作りに没頭させてくれ!」

と言いたいところですが、生きていく上でお金が必要なのが今のこの薄汚れた社会です。
力を付けるといっても長く遠回りな道のりになるのが目に見えます。
このままじゃ何も残せないまま消えてる可能性の方が客観的に見て高いです。


「生き物には運命という絶対的な道筋(=不自由)が定められているからこそ、その中で限りなく“自由”に近付けるチャンスがある」


どうしても胡散臭いセリフな感じになってしまいますが、今は無駄な運命など存在しないと信じてすべてを受け入れる事が唯一の希望だと考えるようになりました。
そう思うと実は殆どが些細な事のように感じてストレス感じなくなりますし、怒りの感情とか湧かないです。


「モノクロ(=不自由)だからこそ何色にでもなれる想像の選択肢(=“自由”)がある」


僕が鉛筆を選んだ理由はこれと「誰でも気軽に挑戦出来るから」というこの2点です。


ここまで通して共感できないっていう人も沢山いて良いです。
百獣の王と言えど敵からは避けられない運命。歴史を振り返っても逃げずに闘う勇気はやっぱり大事だなと思い知らされます。
敵がいなければ強く生きてはいけない。逆にいつまでも力を誇示し続ける様な者にとっては敵となれるような存在でなければ強くなったとは言えないと思う。


もしこの文を読んでる人の中で夢中になれる事がまだ見つかってない人がいるなら星でも眺めながら己と向き合ってみて下さい。


この作品が完成した頃には「水瓶座流星群」が現れる時期でした。
この記事が公開されて人の目に届くのは多分10月末頃なのかな?(もし違ってたらごめんなさい)



だとしたら、作者の誕生月でもある来月11月にはきっと、





『獅子座流星群』





が夜空に姿を現す日が来る筈です。




おわり。









最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。


こういった書き物は初経験なので、ちょっと格好付け過ぎた感もありますが、こんな無名で何の実績もまだ残せてない人間の書いた文をここまで読んでくれた人がいる事にあまり期待はしてないですが、誰か1人にでもいつか心動かすきっかけになれれば満足です。


やりたい事があっても金の為に夢を諦める人は腐る程います。金と権力が支配する世の中で報われずに無償で十年後も絵を描き続けていられるかと言われたら厳しいです。

これでも最小限にまとめたつもりでしたが、このまま芽が出ず終わる可能性だってあると思うと、与えられたチャンスの中でちょっと本気出したらこんな長文になっちゃいました。


次回作も発表する機会があればまたいつかどこかで届けられたら幸いです。





IRIKIDA.







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IRIKIDA/入木田尚英

・23歳 ♂
・平成7年11月生まれ
・亥年
・大阪生まれ、神奈川育ち
・小〜高校まで普通科卒。
 その後専門学校を出て芸術とは無縁なゆとり学生時代を過ごす
・現在、配達員をしながら2018年末頃〜隙間時間に絵を描き始める
・「生涯アマチュア」として絵を描き続けられたら良いなと思っている
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