「音楽と私」- piana -

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作詞作曲、歌唱、楽器演奏など制作に関わるほぼ全てを自身でおこなっている音楽家piana氏。言葉で人に何かを伝えることが苦手だったという彼女が選んだ道は「音楽」だった。不自由な世界から一歩抜け出したいあなたへ。

私は作詞作曲、歌唱、楽器演奏など制作に関わるほぼ全てを自身でおこなっている音楽家です。
私が音楽とどのようにして出会い、没頭していったか~現在の状況を少しお話ししたいと思います。
 
私は小さな頃から言葉で何かを伝えるという事がとても苦手でした。
自分の表現したい事、伝えたい事が上手く言えなくて、ときには誤解され、認めてもらえなくて、悔しくて、そして諦めて、、。
その不自由な世界から、一歩抜け出す事ができた音楽での表現は、私にとって生きる世界が広がった、とても大きな出来事でした。

私が、初めてこのように感じる事ができた音楽と出会ったのは、大学に在学中でした。

当時、獣医大学で癌細胞の研究をしていましたが、しっくりくる感覚がなく、自分にはむいてないなぁと感じていました。
そんな中、不思議な縁でこれまで聴いた事のないような電子音楽に出会ったんです。
楽曲そのものはもちろんですが、それ以上に音楽制作の機材に興味が湧いて、Macからサンプラー、ミキサー、エフェクター、シンセ、etc… 一生懸命買い集め作曲に没頭しました。
いま思い返してみると、それは作曲というよりは波形編集のような、マニアックな作業ばかりを楽しんでいました。

そんな事に没頭しているうちに、私は作曲から作詞、音創り、ミックス、マスタリングまで一通りの技術を身につけました。
もちろん全て独学で。

なぜ全て自分で?と思う方もいらっしゃると思いますが、当初、私はとてもこだわりが強かったんです。
例えばミックスやマスタリングを人に頼むとき、どうしても自分の思いどおりの100%には仕上がりませんでした。
たった数%の妥協でも、私にはとても難しかったんです。
なので何度も何度も修正してもらったり、とても時間をかけてしまったり、、いつもエンジニアさんに迷惑をかけてしまっていました。
それなら自分で納得できるまでやろうじゃないか。
作品は人の評価で完成するものではない、結局は自己満足、完成したものが自分にとって最高ならそれでいい、そう考えたんです。

初期の作品、1stや2ndアルバムはその選択で本当に良かったと思っていて、ニューヨークのレーベル12kからライセンスリリースした時も、そのまま自分の音でリリースしました。
誰もミックスが下手、マスタリングがなってない、なんて言いませんでしたし、海外のリスナーには、なんて不思議で変わった音楽なんだと楽しんでもらいました。笑

これまで経験してきたこれらの技術は、今の自分を本当に支えてくれています。
好きな時に音楽が創れる、録音できる、一人で曲の完成までもっていけるから縛られる事がない。
宅録の醍醐味でもありますが、長く音楽を続けていけるとても大事な要素でもあるんです。
私が音楽制作を始めた頃、・・もう20年以上前になります(笑)が、その頃、宅録女子はほとんど居なかったんですが、今は頑張ってる女性アーティストもたくさんいてとても嬉しいです。
宅録女子!頑張って欲しいです。


少し話は変わりますが、2003年の1stアルバムのリリースから3枚のアルバムをリリースし、世界各国でのツアーなどを経験したあと、私には無縁だと思っていた結婚、出産を経験する事に。

子供が出来てから音楽と少し離れていましたが、どうにも音楽を作りたい欲求が強くなって、少しずつ時間を作って作業を再開しました。
二人の幼い子供の面倒を見ながらの音楽制作。
とにかくとにかく大変でしたが、気持ちは強く、まずは新しいアルバムをリリースしたい、もう一度音楽活動をしたい思いでいっぱいでした。

子供が寝た夜の部屋、一人でギターを弾き、Imaginary Windowという曲を作り、まだ歌詞のないメロディを歌い、どんなアレンジに仕上げようか夜な夜な考えていたことを覚えています。
暗く静かな部屋の思い出は今でも忘れられないです。

嵐のような育児と音楽制作、そんな時期もあっという間に終了し、今ではもう5年生と3年生になった息子達。
この大変な子育ての時期に得られた精神の成長、辛抱、心の強さ、母性、そしてたくさんの笑いと幸せを私に与えてくれた愛すべき家族に感謝です。
息子達はこれから何か夢を持って、何かに夢中になって、成長していくのでしょう。
私はそれを精一杯応援するだけ。そして彼らも私の事を応援してくれるでしょう。

そうそう、2014年に自身の作品をリリースする目的でレーベルを立ち上げました。
最初は自分のリリースだけのつもりでしたが、KASHIWA Daisuke、mizuirono_inu、Yoshimitsu Tsunaki、3アーティストの仲間が増えました。
小さな雑貨屋さんみたいなレーベルなので、あんまり営業活動とか自主企画とかできないんですが、それぞれのアーティスト達は横でどんどん広がっていく、繋がっていく。
皆、才能あるアーティスト達なので自分達でどんどん活動の場を拡げていけるんです。
これからも期待しててくださいね。

「胸はって言える事は、こんな俺でもこの世界じゃずいぶん上等だぜ!!」
(mizuirono_inu – Dreamerより)

BUNCA開設、社長渡邊くんおめでとう。

piana

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初めてのレーベルイベントを7/6に開催予定。
guns N’ girls Records presents 「Hikari no Uta」@NEPO 吉祥寺

出演アーティスト :

眠りにつくまで
mizuirono_inu
Yoshimitsu Tsunaki
piana
KASHIWA Daisuke

予約はこちらです → https://190706nepo.peatix.com”

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Author Profile
piana
東京在住。

大学在学中より作詞作曲、録音やプログラミングなど全てを自身で行い、音楽制作をスタート。

2001年、world's end girlfriend の2ndアルバム"farewell kingdom"にVoで参加。

2003年、"cubic music"から1stアルバム"snowbird"をリリース。
同年11月、ニューヨークのレーベル"happy"より"snow bird"をライセンスリリース。

海外の複数のパフォーマンスを経て2005年、2ndアルバム"ephemeral"をニューヨークのレーベル"happy"よりリリース。

2007年3rdアルバム"Eternal Castle"を"noble"よりリリース。
その後スペインのソナー出演を果たすなど、数々の海外でのツアーをこなす。
クライアントワークスとして明治、花王、メニコンなどのCM音楽を多数制作、
また井上侑の1st"さようなら"をトータルプロデュース。

2014年、7年ぶりとなる4thアルバム"Muse"をリリース。
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