2022年11月17日~12月19日まで開催し、見事目標金額達成を遂げたプロジェクト「入場無料のライブパーティー『よあそびくらぶ×(かける)』を定期的に開催したい!」。
今回はプロジェクトを経て、ついに実現した「入場無料のライブパーティー『よあそびくらぶ×(かける)』」その記念すべき第1回に潜入してきました!
定期開催を目論んでいるとのことなので、ぜひこのコラムを読んでこれから開催されていくであろう第2回、第3回と足を運んで頂ければと思います!
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イベント当日。
開場時間から少し過ぎた辺り。会場である四谷アウトブレイクに到着すると既に他のお客さんがちらほら。
お客さん同士で会話したり、演者さんと話したり、物販を購入したりと自由に過ごしている様子。
かくいう筆者も、主催のもらすとしずむを含む出演者の物販を見物していたり、ドリンクカウンターでドリンクを注文し一息ついたり、まったり自由に過ごしていると、会場に電子パーカッションのような音が響き渡った。
ここで「お、ついに開演か」と思いステージに目を向けると。
そこにはもらすとしずむボーカル・Rina Qさんが電子楽器で遊んでいる楽しげな姿が・・・。
同時に「長丁場だし、しかもフリーライブなので、入退場も休憩も好きにしてください」>というもらすとしずむ作曲担当:10さんのアナウンス。
演者もお客さんもフリーダム、お一人様でも浮くことのない居心地の良い空間が広がっていた。
そうこうしているうちに会場の灯りが落ちていきついに開演!
一組目は男女ツインVOチップチューン・ユニット:「雲雀(HIBARI)」さん。
現在は男性ボーカル一人での活動らしいが、それでも見応えは抜群。
チップチューンとは、簡単に説明すればゲームボーイやファミコンの音源チップを使ったピコピコしてる音楽の事。
不思議なトラックと様々なエフェクトを多用したボーカルでメロディーもバラエティ豊か。軽やかな身のこなしでステージ上を駆けまわる姿にくぎ付けとなった。
お次は男性ソロアイドル:「すずめろ」さん。
衝撃的だった。
同じ男性である自分が見入ってしまうくらい、自分のかっこよさを活かしたパフォーマンス、そしてなによりファンサービス。
出演はもちろん、物販や運営も全部一人でやっているという。そのスタンスすらもかっこいい。
写真は、指でハートを作った筆者に気付いてハートで返してくれた瞬間だ。
完全に推しが出来た瞬間だった。(ちゃっかりチェキも撮った)
そしてお次は「おいおい教バンド」。
今回のプロジェクトページを見て、
”R1出禁、お笑いライブもほぼ出禁!そんな教祖が表現と教えを示す新たに選んだステージがバンド!ライブハウス!!ここならば酷いパフォーマンスのパンクバンドをやってるぐらいだからと乗り出したが早速出禁の嵐。”>
の文言を見てから興味と期待、特に不安を胸に抱いていたため、この日一番の緊張感が走っていた、私に。
しかし、始まってみるとそこには笑いあり涙ありのエンターテインメント空間が広がっていた。
出禁要素を感じられないこともないが、端的に言えば「バラエティ番組で芸人が食らうような洗礼を体験できるエンタメ」だ。
これでもイメージがつかなければ一度ライブに足を運んでほしい。
楽器隊が渋くてかっこいいのもまた魅力的だった。
今回のイベントの主催、「もらすとしずむ」。
ポストロック、エレクトロニカ、ロック、ダンスミュージックやメタルなど、作曲家:10さんの持つ様々な音楽性を垣間見れる楽曲に、ステージ上で圧倒的な存在感を放つRina Qさんの歌唱と、全身を使って歌うようなパフォーマンス。
良い意味で期待を大きく裏切る、音源では予想のつかないほどの熱量を持ったライブバンドだった。
そしてこれまた予想を超えてとにかく音がでかい!最高!
ライブだとまた違った表情を見せる楽曲達にも終始わくわくしていた。
楽曲のバラエティも豊かで、本当にあっという間に終わってしまった。
いよいよイベントも終わりに近づいてきました。「リビドーと悪魔」。
ギター、ベース、ドラムの3人というシンプルな構成のインストバンド。
しかし、いざ始まればそこは爆音の渦。
今にも爆発しそうなギター、冷静でテクニカルの中に激情を孕んだベース、それらを支える豪快なドラム。
「音はでかければでかいほど良い」という特殊な感性をもった筆者にとって、演奏が終わった後の耳鳴りがとても気持ち良かった。
いよいよ最後の出演。
今回だけの特別バンド、「Not Elite Club」。もらすとしずむとリビドーの悪魔、2組のコラボバンドだ。
単純な音量・音圧だけでなく、ライブバンドとしての熱量が非常に高く、今回だけというのがもったいないと思うほどの完成度と迫力だった。
コラボをするとどちらかが一歩引いたような形になり、割と見ている側にもそれは伝わってくるのだが、今回のコラボNot Elite Clubは、もらすとしずむ、リビドーの悪魔両方の良さが活かされ、なんならお互いがステージ上でぶつかり合うひりひりとした感覚まで覚えた。
このバランス感覚は偶然なのか、狙ってやったのか、10さんとRina Qさんにいつか聞いてみたいところである。
ライブ内容も、もらすとしずむボーカルのRina Qさんが照明を振り回しながら舞っていたり、ステージ中央に現れたダンサーさんによるパフォーマンスがあったりと視覚的にも全く飽きの来ない内容であり、イベントを締めるにふさわしいバンドだった。
今回はBUNCAスタッフとして、「クラウドファンディングが成功した先をしっかり見届けたい」という気持ちでライブに足を運んだが、体験型エンターテイメントとして完成度が非常に高く、大満足の夜を過ごすことが出来た。
音楽をやっていない、あまりライブハウスの馴染みのない人間からすると、「ライブハウスに行くこと」自体の敷居が非常に高く感じるが、今回は入場無料、入退場も自由。そのおかげか閉塞感やストレスなど一切感じることは無かった。
「ちょっとライブハウス行こうよ!」
「なんかライブやってるらしいからここでちょっと時間潰そう」
「2件目はライブハウスでも行く?」
なんていうくらいラフな感じで、まさに気軽に出来る「夜遊び」の新しい形ができていくんじゃないか?と思えるような素敵なイベントだった。
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もらすとしずむへ今回のプロジェクトに関するインタビューをまとめたクラウドファンディング成功者インタビュー -もらすとしずむ-はこちらから!
Rina Q, 10
photo by uge
もらすとしずむ
Twitter:https://twitter.com/Morastocisum
Instagram:https://www.instagram.com/morastocisum/
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