「RAPT IN FASCINATION!」- Loco Uchiyama -

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下北沢の美容室「PAMELAS」を立ち上げ、ヘアメイクから撮影、グラフィックまでをお一人でこなすLoco Uchiyama氏。「センス」という言葉を体現したかのような彼には一体どのようなルーツがあるのでしょうか。例を挙げて頂くとなんと百数十以上!音楽・映画からインテリアなど、ジャンルも多彩!「エロ・グロ・モンド」にピンと来る方、必読です。

– NAT KING COLEの名曲”Fascination”を一瞬思い出すが、あれもまた、素晴らしい曲である

東海地方の工業都市で育った私にとっては歴史や文化というものの造詣が浅いかもしれないが,10歳満たない小学生の頃からエロ・グロ・モンド的なものを嗅ぎ取る力だけはそっと、いつの間にか身についていたのかもしれない。

[多感な時期に吸い込んだ感覚って凄いものがある]ってことなんだろうか。

まずは自分にとってファビュラスな物を集めてみると結構な数になってしまったがしまったが。

ベースは青年期まででおおよそ吸収したであろう

「R&B・R&R・HardBop・GypsySwing・GypsyBrassband・Funk・Dub・Rocksteady・LatinJazz・ Mambo・ChaChaCha・Boogaloo・70’sSALSA・CUMBIA・SAMBA・Arabic・MidCenturyFurniture・ GeorgeNelson・LowBrowArt・VernerPanton・Jacobian・Chippendale・Chinoiserie・Silver-Cutlery・ Copper-Sautoir・60’sModern・ArtDeco・Bauhaus・CaseStudyHouse・MoroccanRiad・Polynesian-TikiCulture・Primitive・Frontier・Trive・Ritual-Savage・Islamicarchitecture・MasalaCuisine・MidEastanCuisine&Gabbeh・GibierCuisine・ArabianMake-UpAfricanHairBraidingTattooCulture・Chicano・LowRider・CustomVan・デコトラ・フェテュッシュ・ビザーロ・グランドキャバレー・ラウンジバー・Burlesque・PinUp・BombShell・ 宮大工・管球式アンプ・30’s-40’s-50’sFashion・BenchMadeShoes・EmirKusturica・TonyGatlif・JimJarmusch・JeanPierreJeunet・KanetoShindou・AndreBreton・MarcelDuchamp・BrigitteFontaine・PierreMolinier・RemyMagron・TatsuhikoShibusawa・KuniyoshiKaneko・TsuguharuFujita・RaymondRadiguet・JeanCocteau」

と、まぁ、派手さと匠。装飾が細かい、滑らかで艶やか。繊細と悪趣味、懐古主義で上品下品と、いろいろですが、こんなものに囲まれて死んでいきたいわけであります。

今回は初回ということもありましたのでMusic,Filmsからの影響についてお話していこうと思います。

さて私が子供の頃どうしても気になった店があり、その名も「金馬車」というお店でありました。今こうして考えてみると、金馬車とはエルメスのマークにも思えるようで、当時のネーミングセンスは抜群!ってことになりますね

金馬車ミュージックと書いてはあるが、”渚まゆみ”のようなエロい姉さんが出てきたり入っていったり、何とも気になっていまして、 当時深夜放送のオールナイトニッポン土曜日の鶴光の番組の中でに「鶯谷ミュージックホール」が頻繁にかけられていたこともあり そんな訳でミュージックホールがどんな場所なのかがはっきりと掴めたわけでありました。

もともとこの界隈は遊郭、連れ込み旅館などが混在するこの土地では子供心に大人への憧れを強く持ったことを思い出します。

「山本リンダ」の歌詞も子供の私には刺激が強すぎたのかもしれない。「どうにもとまらない」「狂わせたいの」 「ジンジンさせて」「狙いうち」「奇跡の歌」とまぁ1972年以降Bitchで牝豹的な歌詞に小学生の私も虜になったわけであるから。 改めて凄い時代だったなぁ。と感心します。 

さて,この東京にもかつて日劇ミュージックホールが有楽町にありましたね。他には鶯谷町のキネマ倶楽部(新世界)、新宿のクラブハイツと蒲田のレディタウン・・・「行ってみたかったなぁ~」と悔やまれるばかりだが、後10年早く生まれていれば。

大人になってから知ることになった日劇ダンサーで私が思う最高峰は「浅茅けいこ」続いて「久美エリカ」「マリア茉莉」、「メリー松原」の順マリアさんは日活ロマンポルノでも出演されてます。日活の話は後半の方で語りましょう~

まずは影響を受けたレコードを10枚ほど列挙します

*The BIKINIS ”Crazy Vibration”

「Crazy~」のフレーズが耳に残る、テナーサックスとフラメンコで使うパリージョが絡んだ最高傑作のインスト、バーレスクブルース!!ミッド50’sのキャバレーサウンドが気持ちを高ぶらせる。

私も十数年前、これらLAS VEGAS GRINDのコンピの曲のカバーバンドやっていたんですが、この曲も1000回くらいやった思い出が。

更に思い出してみると、そうでした、このSTRIPレーベルから出ていたシリーズには脳裏をグサッと刺してくる名曲が多々あるんですね。タイトルだけでも、グループ名だけでもかなりイカれたSleazyなネーミングが期待できます。

*The Puddle Jumpers “Snake Charmer”

が格別ですかな。サーフインストのカテゴリーに入らないでいただきたい、タランティーノ好きにはたまらないスリリングな曲!

*MAJESTICS “Riding By”

疾走感あるテナーサックスと、bongoが小気味よくリズムが加わり、エキゾ感が増す2分ほどの全力走的なインスト曲!

そう、これらのジャケットに使われているリリークリスティーナ嬢の写真にPrima’s 500 Clubって相当カッコいいね。当時が羨ましい。Prima’s 500 は現在でもサンフランシスコで営業中!

*IVAN WARD & The Swingsters “Congo Gride”ROMULAN RECORDS

Bongoから始まりギターとムーグが怪しく絡むインスト曲。浮遊感あるフレーズが心地良く、持っていかれる感が十分!

先に述べたようにLasVegasGrindのジャケットに使用されたダンサーとは、当時は草分け的な踊り子さんであった[Lili Christine]です

Michae lTodd演出のミュージカル「Peep Show and Strip For Action」に出演、MAMBOやVOODOO,INDIA,AFRICANなどのEXOTICなサウンドで踊る、新生の嬢だったようである

*BOLA SETE “Up the Creek” Fantasy Label 8349

ブラジリアン・ジャズギタリストの恍惚な作品!このアルバムはこの後話そうと思っていましたSomething Weird Videoのコンピのトランジションのところで挿入される、エロカッコいいギターインストは誰だろう?って事で長年探していました。そう、彼だったんですよ。なかなか見つけられなかったんですね。 15年前くらいに中古レコードを購入

気怠さと妖しさが微妙なハーモニーを奏でてるギターワークが永遠に聴いていられる心地よさとなって草の上で戯れてもいいんじゃないかぁ~って気になってきます~

他にはLUIZ BONFA彼もまたブラジリアンギタリストですがChillな曲”MAMBOLERO”あたりも戯れの時にお勧めのBGMとなりそうです。

*MEIRELES E OS COPA7 “TROPICAL”

“The Gringo” ホセス・シルヴァーのカヴァー曲。この他TABOO,SUMERTIMEなどカヴァー物が多いけれど、このアルバムは、すべての曲を嬢に踊らせてみたいところ。そんなエロ全開のナンバーです。B

Bossa JazzのカテゴリーとされていますがLasVegasGrindから10年後の1960年代後半の作品。アダルト仕様として、殿方の耳に馴染むことでしょう

*VA “CARTAGENA!”

このアルバムは久々のヒットでしたね。1962年~1972年までのコロンビアのCUMBIA,DESCARGAのローカルバンドを集めたコンピなんですが、脳裏に刺さった曲がこちら、LUCHO BERMUDEZ Y SU ORQUESTA / “FIESTA DE NEGRITOS”リズムはクンビアなんですが、ホーンセクションが裏で入り、なんとも怪しくカッコいい曲で、このアルバムの中では断トツなんですが、これもまた今回のテーマにおいて紹介せずにはいられない名曲。

ジャマイカのDON DRUMMOND好きな方にも

*CAL TJADER “RITMO CALIENTE”

馴染みのある名曲”MAMBLUES”は入っていないFANTASY3216の赤盤これもエロジャケとして飛びつきやすいアルバムなんですが、やはり名曲揃い!

Side1の”AFRO COROLOMBO”Side2の”BUHUTU”この曲はキューバのニャニーゴという歌舞によってアフリカの神々が憑依する秘儀団(VOODOO)のような…最高にカッコいい曲ジェイダーのVibraphoneが好きでコレクションしたけれど”MAMBO WITH TJADER”FANTASY3202との2枚はあの世に持っていきたいお宝なのだが

*JEREMY STEIG TEMPLE OF BIRTH

ステイグのフルート、ジョニーウインターのギターが織りなす妖しいインストバンド1975年の作品。

この頃のファンクビートの上に彼らの自由で気ままな、センスいいアドリブが冴えわたる曲が全編できくことのできるアルバム

*NATHANDEVIS “STICK BUDDY”

1976年の作品ネイサンデイビスはジャズファンクに位置するのだろうか、一昨年81歳の生涯を閉じたSAXOPHONISTの彼の中でも”STICK BUDDY””TRAGIC MAGIC”はこれまた最高にエロい曲。

とりわけBass(ABRAHAM)が凄い唸りで蕩けます

と、ここまで私が魂を揺さぶられた10枚。ショウエンターテインメンツの世界で恍惚感に特化した名曲!として。取り上げてみました。

昔,新宿の小滝橋通りに「新宿ビデオ」ってあったんだけれど、SOMETHING WEIRDってスプラッター物やコンピ物のバーレスクやⒷ級ホラーとか、イタリアンポルノからC級SFまでディストロビューテッドされてたんだけれど、この世界にどっぷり入りそうになったんだよな。ご存じの方もいらっしゃることでしょう。

ここで出会ったの作品達はいわば、LAS VEGAS GRINDの動画版といったところでして、ここからは少し映画について述べていきたいと思います

私が生まれて間もないか、それ以前の時代が若者の思想として反戦のイメージが出来上がり、それがピース運動が盛んにさせフリーセックス・フラワーエイジ・ヒッピーなどの風潮を生み様々なカルチャーを生み出したのだろうが、映画においては暴力。セックス・ドラッグ・ホラーなどのテーマ圧倒的に支持されていたようで、今振り返ってみると60年代中期から70年代中期あたりまではどこの国でもこうした、インモラルなコンテンツが受け入られていたようですね。

タイトルは「BIG BUST LOOPS」「60’S GOGO CHICKS」>更には「KISS ME QUICK」」「MINX」「DEADLY WEAPONS」など。。

そう、忘れてはならない世界中で大絶賛されたであろうあの大作、「エマニエル夫人」」これはやはり当時小学校では音楽の授業と言えばリコーダーで子供達が「パララ・ラララ・ラララ・ラララ・ラ~・パラーラーララ~」とサントラのサビをやるわけなんですね。「やめなさい!」って言われても全くやめない。

そうして女教師をからかってしまう。と、なんともマセたガキどもだったわけですが、他にもTVなどの深夜枠では「ウェークエンダー」、「11PM」「プレイガール」などを、親が就寝するのを待って、こっそりと音を消して観たものでした。

この当時は世界各国セクスプロイテーション系が流行っていましたね。大人になってからいろいろと知っていくわけですが、サントラから知った映画も数知れずありました。

ジャズファンク・レアグルーヴといったカテゴリーでレコード収集家からの絶大な人気作のOSTといえばまず< ブラックスプロイテーション系はから代表的なパム・グリア主演の「COFFY」(1973)、ロン・オニール主演「SUPERFLY」(1972)を挙げておきます。

それぞれ、Roy Ayers,Curtis Mayfiledのサントラも有名ですね。

イタリアの「SESSO MATTO」(1973)をはじめフランスの「Jeunes filles impudiques(Schoolgirl Hitchhikers)」(1973)アメリカの「HELL’SBELLES](1969)

ドイツ。スイス合作「lisa,THE WICKED WARDEN」(1977) 邦題が何と、「女体拷問人・グレタ」他には 「LOVE CAMP 7」などがあり、いずれも悪~い感じ。

これにSpeed,Thrill,Boobsとまぁ、ダイナミックになってくるんですが、そう、皆さんもご存じのRussMayer 「Faster PussyCat Kill Lill」(1965)「VIXEN」(1968)

リヴァイバルした95年あたりにラスメイヤーがもてはやされた時期がありましたので、私も六本木の俳優座で観たような記憶があります。 サントラもイケてます。幕開きの口上から始まり。2曲目からSAXのインスト。

全編B&Wなんだけれど、トゥラ・サターナがまたDominaterixでエロかっこいいんですね。

アイラインの書き方もいい!なんと北海道の血も入っている女優さんなんですよね。

このあたりの影響もあって、90年代後半ガールズ・ガレージバンドの「54 NUDE HONEYS」のHair Set,Make Upなどをさせていただきました。

やはりアメリカと言えば車社会、そしてSEX&DRUGと偏ったイメージなんですが、ちょっとこんなレアな作品もあります。

「C BHUSTLERS」(1978)スチュアート・シーガル監督のとにかくBoogie Van(Custon Van)好きにはたまりません。Chevy,DodgeVan

のカスタムバンで高校生がデリヘルのようなことをハイウェイのコンボイ相手に無線で商売するといった内容。 エロあり、モケットやシャギーラグを用いまるでラブホのようなエクステリアに憧れを覚えます。(現在もVHSでは見ることが可能)

神奈川県港北区に「DEEZ CREW」ってフルサイズバンの専門店がありますね。一度ロケ貸しさせていただきました。ありがとうございました。

そのエログロのエクステリア・インテリアが何処から来ているかっていったら

例えばVerner Panton ベルナーパントンが挙げられる。デンマーク出身。彼の作品集でもややサイケな部分も感じますが基本がアシッド・フラワーエイジ・ヒッピー・イタリアンモダンと 70’s 初期のカラフルな世界に包まれる悦びを存分に味わえますが、こんなインテリアで戯れたい。他にはJoe Colombo イタリア出身のデザイナーです。”Elda”ってキャプテンシートは見たことある方も多いはず。

これらに共通するのは3色のコンビネーションや暖色を基本とするExoticな色使いと、Shaggyやモヘア・プラスチックなどの肌心地の良さを存分に表現している点。

とにかくリビングはShaggy Rugで敷き詰めたいところ!

そういえば2003年あたりにパントン風内装のBARが渋谷にあったな。凄いかっこよかったと、記憶してます。

名前は「Insomnium Bar」だったような??サイト調べたけれど情報なし。。ここでは、ロケ貸しさせていただきました。

当時の有名REGGAE DANCERの「LOVE MILK」のグラビュアを撮影しました。おー、懐かしい~この当時のアートワークを振り返ってみましょうか。

この作品達にも共通する世界観が出ているかとは思います。ご覧ください!

さらにこちらはFOXY BULLMAN ン~!

床の次は壁。壁と言っても外壁ではなくリビングの内壁。

これは石を張りたいところ。外壁用らしいけれど安山岩がいいなぁ。ミッドセンチュリー系に仕上げるとなれば、結構この安山岩が貼ってあるのを見かけるんだけれど。

この岩壁(石壁)にモロッカン調のウォールランプを取り付けて、さらにローキャビネットの上にMAJESTIC LAMPを1対!

壁と言えば何もない壁というわけにはいかず、素敵なアート作品を飾ってみたい!やはりLowBrowArtのオリジナルペイントに囲まれて暮らすのもいいのではないだろうか?

私の一番好きなペインターはLongBeach.CAに住んでいた「The Pizz」だったのだが、残念ながら数年前に旅立ってしまった。残念ながら数年前に旅立ってしまった。痛恨の極みでありました。

彼の作品はアクリルオンキャンバスのペイントが多い。

テーマはTIKI,LOW RODS,PIN-STRIPE,EXOTICAS,VOODOO,BIKER,NAZI,GoGoGirlなど

彼のアトリエを訪ねたときに驚いたことがあった。

PIZZは一作一作をイメージを絞って描くのではなく、一つの作品を実はCARTOONになっていて1000枚以上はあろうストーリーをしっかりとしたアニメーションのラフを描き切っていて、その膨大な下絵から気に入ったものを抜き取り、それをスケールアップさせてキャンバスに描くという、想像をはるかに超えた作品であったことに驚愕した。超人の所以はこんなことかもしれない。

JUXTAPOZ”MAGAZINE”や”ART ALTERNATIVEなどを読み漁っていた90年代初期に「これだ!」と思い、すぐさま西海岸のそれら系のGalleryを巡礼してみた。

当時若さもあってサンフランからロスまでフリーウェイ使って一人で何のこともなく運転していたことを懐かしく思う。

サンフランシスコでは”ART ROCK”ロスでは”La Luz de Jesus Gallery”に足繁く通ったものでした。幾度となくLa Luz de Jesus Galleryに行くようになると、AirMaleでPizzのExbition Partyの招待状が届けられた事で、すぐさま駆け付け、なんとか開催中の作品を落札することができた。

その後毎年し伺い、個人的には90年代中期の作品が好みでありましたので、ギャラリーを巡り、コレクションしてしていく事となりました。

他にもGLenn Barr,XNO,Mark Ryden,Von Dotch,Ed Roth,Coop,BUA,Robert Williams.Robert Crumbなども好きなアーティスト

これとは別に壁に飾るものとしては「Wall Sculpture」というものがある。いわば3Dなオブジェのようなもの、キリムなどを額装したもの、アフリカン・VOODOOなプリミティブなもの

個人的にはミッドセンチュリーのアトミックなものが好きだが、古き良きラウンジバーにあったような針金細工のようなオブジェも好みであります。

https://blog.bun-ca.com/wp-content/uploads/2019/05/wallskulputure001.jpg

今回のテーマ「RAPT IN FASCINATION」に沿うとやはりこんなものを紹介するほかありません。

シンプルなスペースが大好きな方には理解されにくいのですが、やはり「アート作品を飾る」といった手間、センスは「飾る側のアイデンティティーを表すもの」と、思っています。

その他イラストレーター、フォトグラファーのFETISH系にカテゴリーを移すと、「PIERRE MOLINIEER」「GILLES BERQUET」「REMY MAGRON」、「BILL WARD」に影響を受けました。

私自身、写真に関してはB&Wフィルムをカラーの印画紙に焼くといった技法が好きでジル・ベルケを模倣してみたりもしました。

1997年ロケーションは「箱根富士屋ホテル菊水別館」に予約を入れての撮影を試みた

今は無き司書房の”BIZZALEMAGAZINE”という雑誌のグラビアページを制作したときの私の作品。クラシックであり,ある程度高貴で耽美な雰囲気で美しいものを表現したかったため、ロケーションは由緒ある部屋が,相応しく、富士屋ホテルには申し訳ないが、当時は無許可で撮影を続行したことを懐かしく思い出す。

こちらが作品

他にも2000年あたりはFetishシーンを収めようとアムステルダムやストックホルム、ロンドンにもよく撮りにいったものだった。

中でもアムステルダムの」「DEMASK」「Steave English氏には大変お世話になったが、このDEMASKとはラテックスコスチュームの有名なブランドで、現在はNYに移転したようだけれど、ロンドンの「REGULATION」  ロスの「SYREN」 ここのLATEXはカラフルでオシャレなデザインが多くてすばらしい。現在も変わらずこのシーンを牽引しているとありしているとあり、リスペクトに一言

アムステルダムでの作品がこちら

でFetish Fashionの女性とリンクしてくるのがPsycho billyというHard core Punk,Rock abillyのミックスこのジャンルに繋がるんですね。

80年代から活躍するDEMENTEDAREGOの曲がFETISH,Horrorがテーマだったこともあり「P.V.C Chair」「Pervy in the Park」なんて曲も現在YouTubeで観ることができる彼らの”BlockUp”は1982年のカルト・コメディーフィルムをはめ込んでいる、「FOBIDDEN ZONE」のForbidden Zone Alphabet Song

検索していただきたい

Great Scene!Low Brow Entertainmentの極み!

少し話題を変えてみたい。

音や味覚も怪しげなアレンジを施すにはどうしたらいいか?という疑問に、率直に回答すると、ミッドイースタン(中東風アレンジ)などが思いつく。

そしてスパイスならばクミン ・コリアンダー・クローブ・スターアニス・フェンネルなどの香味・ 音階であればアラビックで「マカーム・ナワサル」と言ったオリエンタルスケールが妖しさと美しさを表現し、楽器はウードやシタール、タブラやナーイ・リクを使えば郷愁と神秘さが加わり、更にはトランス状態になり、幾度となく浸れば抜けられなくなるステージが見えてきます。

これらにハマってみるとまた違う、妖しい世界が見えてくる。といった具合

Egyptの女性歌姫といったら「Fayza Ahmed」である。

これは数年前にエジプトの北の都アレクサンドリアを訪ねたとき見つけたカセットテープ屋の店主に紹介されたアーティストで残念ながら私には、エジプシャンの歌詞はまるで解らないのだが、何か彼女の情念のような、一度聴いたら忘れられない魔力が潜むことに魅力を感じてしまうのではないかと思う。

“Setti El Habayeb”を聴いてみて頂きたい

「ハビヤ~」とは何だろうか?

個人的にはトルコの「ZERRIN ZEREN-RISAR」”MANDUBALA”が私のランキングでは1位試聴はこちら

他にはルーマニアの「マネレ」というジャンルがあるがLount Cercel”Made In Romania”を紹介してみたい。 現在はひげも蓄えたおっさんになってしまいましたが、この曲当時はどうでしょう?12~3歳といったところだろうか。

ギンギンギラギラの衣装にステージアクションもなかなかで、マセガキ代表といった感じですが、ルーティーンするフレーズも覚えやすく、ジプシーのカルテットをバックに打ち込みもミックスの現代風ジプシーソング

この国含め、イランあたりから西アジア・東ヨーロッパは美女の宝庫。やはり混血が進むと人は美しくなるんだな。と確信する。

中でも最近チェックしているルーマニアン歌姫はKELUSUKA”Gipsy Casual”まず顔がエロいKinky curlyの彼女は人気出てきちゃいそうなんだけれど、どうだろ

この辺でもう一つBalkan Gypsy,Balkan beat,Balkan Blass Bandなどのジャンルにも注目している。

ジャマイカのSKA同様、裏打ちのスチャスチャした刻みが軽快なサウンドを生むことで踊りやすいこともあり、近年日本でもBalkan系のイヴェントなども増えてきている。

数年前も来日しているTARAF DE HAIDOUKSなどベストオピニオンといったところであろう

後はエミーレ・クストリッツァ監督の映画の中のNO SMOKING ORCHESTRA ”Unza Unza Time”かな 映画「黒猫白猫」のサントラも素敵ですので聴いていただきたい。

そういえば忘れそうになったが、Belly Danceに関してである。

2006年まで仕事でBlack Beautyのイヴェントなどを運営していたのだが個人的に90年代中期から活躍されていた、Mihoさんにショーケースで出演していただいたのだが、1000人近くいるお客さん、しかもHipHop,Reggaeといった人種がほとんどの中で会場のすべての人を虜にさせてしまった。

圧倒的パフォーマンスで会場のグルーヴが最高潮に高まったことを記憶している

20Hz~50Hzなどのラウドなベースドライブがうねり、ループする音楽は」「ダンスしやすい」ということは事実ですが、ターキッシュからペルシャのルーツミュージックを艶やかに舞踏するサマがあまりにも衝撃的に伝わりりイベントそのものを飲み込んでしまった事はミッドイースタンの恐るべき魔力・魅力と言わざるを得ません。

Mihoさんとは現在もご活躍の日本を代表するBellyDancerで美貌もこれまたすばらしいのです。

Belly Danceといえば一つ意外な映画での場面が蘇ります。そう、皆さんもご存じであろう「チーチ&チョン」の”オンボロ大豚走”です。

この映画彼らは二役でチーチはスライマン・トミーチョンはハビブ王子というアラブの石油王の話。

この後半でテントを広げその中でトミーチョンがベリーダンス嬢を躍らせ宴をしているシーンが以外にもリアルと。タブラと笛のみだったような。。素敵なシーンがありました。

一昨年Egyptはカイロのレバノンレストランで本格的なベリーダンスを見ましたが、日本人に比べ圧倒的に太いというかガッチリな方が踊られていました。

市内はもちろんベリーダンサー用の衣装の店なのか?フェティッシュショップなのか?アダルト系アンディーの店なのか、そんな店が無数にあって感心します。

そう、ここカイロのアップタウンのザマーレクって街に一軒だけ世界的にもコレクターが巡礼するレコードショップがあります。

その名はMAZZIKA蓄音機なんかも一緒に売ってます。関心のある方はいかがですか?

「日活ロマンポルノ」とは1971年から1988年までの期間、日活で制作された成人映画のことである。

近年、レイトショーなどで復活の兆しがあったが、個人的には70年代の制作されたものが質感、昭和の雰囲気、無茶ぶりなど、何をとっても素晴らしく、オリジナルには勝てなかった印象がありますが、まぁ、それは仕方ないことでしょう。

海外でも関心が高く、圧倒的な切込み具合の社会派問題作とも言えよう、代表的な作品を挙げてみましょう!

*マル秘色情めす市場(1974)はヌーベルバーグ的な最高傑作!

芹明日香主演あいりん地区を舞台にダウン症の弟を抱えながらパンスケの母親との板挟みで、精神、生活苦から自らも体を売って生計立てていく姿を白黒で描く大問題作品

*黒薔薇昇天(1975)

関西を舞台に裏舞台のブルーフィルム(ポルノ)カメラマンが芦屋の和服美人の奥さんと絡み合う。

「わいのスローガンはFUCKの美」って真剣さが凄い!一生忘れられない映画

*猟色(1983)

なんとプロレスラーのサンダー杉山が出演する。人妻を軽々肩に担ぐ怪力具合!そのまま回転ベッドに頭から落とすあたり、観ている方も心配になる 

冒頭スカッシュクラブで出会う感じが何とも時代を感じさせる。デートクラブのお話

*色情海女ふんどし祭り(1981)

やはりマリア茉莉が出演しているのが嬉しい。主演は安西エリ。「私は巾着なんだよ~。ざまーみろ!」が最高です。浜辺でのキャットファイト・日中のカーセックスと、70年代のエロが脳裏に焼き付く!

*温泉こんにゃく芸者(1970)

女屋実和子主演サーフインストからハードバップまで、とにかくサントラがかっこいい。

ストーリーは千葉県房総を舞台に、こんにゃく芸者のサービス合戦!セックス選手権、技比べ!っていう馬鹿馬鹿しさを本気で造り込んでいるこうした映画は貴重。

ここまで挙げた音楽、映画、ちょっと余談になったがエロインテリア・いずれも過激な表現は私にとっては変態美であって、こうした感覚は一生変わらず、

後戻りできないまま生きていくのだが、感激するツボが自信で理解できていることはちょっとした幸せなのだろうと思っている。 現代のスマート社会からしてみれば随分とデコラティブであり、ナンセンスに映るかもしれないが肉食男子であるがゆえ、恍惚に惹かれるのはやむを得ないのである。








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Author Profile
Loco Uchiyama
Hair/make-Up/Photo PAMELAS
1983 山野美容専門学校卒

1989 サロンオープン後 ヘアメイクから撮影、グラフィックまでをこなす
ORG

吐夢書房 BIZZARE MAGAZINE

司書房  GOKUH

英知出版 PENTHOUSE

ぶんか社 世紀末フェティッシュ読本

オークラ出版 WARP別冊

ダイアプレス出版 BACHELOR

TRANSWORLD JAPAN
BBJ Vol1/Black Beauty Japan 有限会社ブラウンズ

BBJ Vol2/3 株式会社BBJ
文中に4件
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-9-22-2F
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