私達、癒し課に配属されました ~最終回 サクレ、まよ入社~- 小早川真樹 -

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猫が社員として在籍する「癒し課」のある印刷会社、しまや出版。代表取締役を務める小早川さんに「サクレ、まよ入社」についてコラムをご執筆いただきました。2020年、保護猫はさらに増えていきます。サクレ、まよとの出会い、インターンシップ生の子猫達。最終回ではそんなお話を。



前回は、被災地で出会ったちくわ君、そして4きょうだいとの出会いを書かせていただきました。
今回は2020年のコロナ禍での新たな猫たちとの出会い、癒し課の活躍をご紹介いたします。

【4きょうだいテレビ出演】
2020年1月に、前回ご紹介した4きょうだいがしまや出版にやってきました。4匹同時に受け入れたのは、社員一同当然初めての経験でした。それでも誰も嫌な顔一つせずに世話をしてくれているのを見て、みんな猫が好きだなぁって思いました。

4月に緊急事態宣言が発令されて、正直経営は大変厳しいものでした。そんな中でも前向きに仕事が出来たのは、この4きょうだいの影響は計り知れないものでした。
人が大好きなだいず、愛嬌のあるあずき、端正な顔立ちのしるこ、凛々しいきなこは、コロナ禍に癒しを提供しようと、連日SNSにて投稿され話題になりました。
そして4月にコロナ予防対策で制作した猫ポスターが反響を呼び、初のテレビ放送がされたんです!これには社員一同驚きと共に大喜びでした。


\ news everyで放送されました /



【癒し課初のインターン受け入れ】
G.W明けに4きょうだいのだいずときなこは、無事予定していた新婚さんのご家庭に永久就職することで巣立っていきました。
そして、それから間もないコロナ禍の6月、スタッフが3匹の子猫を会社に連れてきたのです。「住んでいるアパート脇で野良猫が子供を産んでいたが、どうも母親が育児放棄して連日放置されているようだ」とのことでした。連れてきた子猫達は生後2ヶ月程度でした。

まずは病院で健康チェックを受ける為に、この子たちは仮名で「おかか」「かつお」「ごま」と名付けられました。
この3匹は、当初から里親を探すべく動きました。SNSを活用して募集をしたところ、しばらくして私の知人2名の方からお声がけ頂き、「おかか」は以前猫を飼っていたお宅に「ミミー」と名付けられ引き取られました。「かつお」と「ごま」は、「もも」と「ごま(そのまま!)」として、2匹一緒に自然豊かな農家さんへ引き取られました。今ではそれぞれの永久就職先で「癒し課」の教えを守って?癒しを提供してくれているようです。しまや出版癒し課初めてのインターンシップは大成功でした。




【サクレがやってきた】
インターンシップの3匹が永久就職して間もない時でした。4きょうだいを保護して下さっていた方から連絡が入ったんです。「茶トラの子猫を保護したよ!しまや出版さんが迎えに来て里親になってくれるのを待っているよ!」と。
それからしばらくして、10月初旬にやってきたのは、さくら耳(去勢時に耳をカット)のサクレでした。
サクレは、とにかく人懐っこくて人が大好き。そしてあずきやしるこの先輩おねぇ様方ともすぐに打ち解けました。このサクレの癒し課加入が、癒し課に新しい風を吹き込んでくれます。
来客があればすぐに寄っていき営業(スキンシップ)をしてくれます。サクレの登場で、ご来社いただいたお客様を飽きさせてしまうことがなくなりました。




【インターン受け入れ再び】
サクレ入社から1ヶ月ちょっと経った頃…スタッフがまたしても野良子猫を保護してきました。生後1ヶ月半くらい。寒くなってきていた11月でした。毛がふさふさして愛くるしい表情の女の子は「けだま」と仮名が付きました。この可愛さなら必ず里親が見つかると、再びインターン生として里親探しを始めました。そしてその直後、すぐに知人から申し出があり、あっという間に里親さんが決まりました。今ではOhanaちゃんと名付けられて可愛がられています。




【NNNにゃんにゃんネットワークから来た?!】
12月2日の事です。2階のガラス扉の入り口外で猫の鳴き声がしました。その猫は会社の中に向けて長時間鳴き続けています。その姿は「入れてよ~」と鳴いているようにも見えました。首輪はしてなかったのですが、その猫はとても人懐っこくて、飼われていた猫ではないか?と思われました。

とても寒い日でしたので中に入れてあげると、ほどなく安心して眠り始めました。保健所や警察に問い合わせしても捜索願は出ておらず、急遽捜索の為のポスターを作り、会社の前や近所に「迷い猫」としてポスターを貼らせていただきました。当社のツイッターでも「迷い猫」としてツイートしてみたところ、2万以上(14万いいね!)のリツイートを頂け、本当にたくさんの方が心に留めて下さいました。

皆さんから頂いたお声の中では、「猫のネットワークの中で、しまや出版にいけばどうにかなる!という情報があるんだね」といったものが多数ありました。2020年は、沢山の猫を保護してきたことで、もしかしたら本当に猫の情報網に「しまや出版」の名が轟いているのかも知れません。この迷い猫君は沢山の皆様に心配していただけましたが、結局1ヶ月待っても飼い主さんからのご連絡はなく、その為、しまや出版の癒し課に所属することを決定。正式な名前を「まよ」と名付けました。
恩返しのつもりでしょうか、今ではサクレと営業成績1位.2位を争う優秀猫として大活躍しています。




この迷い猫君は沢山の皆様に心配していただけましたが、結局1ヶ月待っても飼い主さんからのご連絡はありませんでした。その為、しまや出版の癒し課に所属することを決定し、名前を「まよ」と名付けました。
恩返しのつもりでしょうか、今では男同士、仲良しサクレと共に、営業成績1.2位を争う優秀猫として活躍しています。




【10周年記念で残したい!癒し課フォトブック】
しまや出版の癒し課は、新型コロナが世間で話題になり始めた2月22日に10周年を迎えていました。
しかしながらコロナ禍の中、中々動けないまま時間ばかりが経過してしまっていました。
それでも、やっぱり10周年記念に何かを残したい!そんな想いから癒し課初のフォトブックを制作することになりました。
この11年間、インターンシップも含めて沢山の社猫がいました。この猫たち総登場のフォトブックを現在鋭意制作中です。
今だから残せる社猫たちの貴重な写真、社猫たちの仕事ぶり、生活ぶりを沢山ご紹介する本になります。
印刷会社であるしまや出版スタッフが、本気で撮影し、本気で制作し、本気で印刷・製本するフォトブックになります。猫好きな方、ご興味のある方は、是非ご覧になって頂ければと思います。

最後になりますが、この度は4回に渡り「しまや出版癒し課」に関するコラムを書かせていただきました。このような機会を与えて下さったBUNCA様にまず感謝申し上げます。また飽きずに最後まで読んでくださいました皆様にも感謝申し上げます。ありがとうございました。

このコラムを書いているのは、2021年3月22日です。首都圏に発令されていた2回目の緊急事態宣言が昨日解除されました。しかしながら、まだまだ世界が経験したことが無いコロナ禍は続いています。大変な想いをされている方も多く、またストレスも沢山感じます。

そのような中で、私たちしまや出版癒し課の活動が、皆様の心に少しでも癒しを提供出来れば癒し課冥利に尽きます。
今後も出来る限り活動を続けて参ります。是非とも癒し課の活動に注目頂き、また応援の程、宜しくお願い致します!
世界中の人々に癒しあれ!

全4回、癒し課コラムはコチラから。




「癒し課」と称して働く猫(社猫)が在籍する老舗印刷会社のしまや出版さんは現在BUNCAにてクラウドファンディングのプロジェクトを開催中です!

【概要】
東京都の隅っこ、足立区の荒川と隅田川に挟まれた場所に小さな印刷所があります。このコロナ禍の1年間にテレビに2回、雑誌に3回、Webでも多数取り上げられました。その出演者たちは「しまや出版癒し課」に所属しています。そう、この社猫達が今回のプロジェクトの主役です!

平成22年2月22日に発足した「癒し課」も令和2年に10周年を迎えました。元々は保護猫・迷い猫だったコたちです。様々な縁により、当社に入社することとなり、今では当社の顔となっています。こんな時期だからこそ、より多くの皆様に癒しを提供するとともに、癒し課の10周年、10年の歩み・成長を皆さんと共に分かち合いたいと考えフォトブックの制作を決定いたしました!

詳細はコチラから↓
URL:https://bun-ca.com/crowdfunding/production/14







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Author Profile
小早川真樹
株式会社しまや出版の代表取締役。

株式会社しまや出版は、コミックマーケット創成期より印刷所として関わる同人誌印刷業界屈指の老舗印刷所。同人誌はじめ自分史、技術書、Zine、絵本など、個人顧客に特化した印刷・製本業務を行う。顧客への丁寧な対応・品質には定評があり「お客様の宝物を製造している“宝物製造業"」を理念としている。東京都足立区に本社工場を構え、入稿受付~製版~印刷~製本までをワンストップで行い、小ロット・短納期の書籍づくりを実現している。

癒し課のある会社としても有名。工場近くにいて懐いた猫を保護し社内にて飼い始め、この保護猫たちを社猫とし平成22年2月22日に癒し課を設立。癒し課は、その特徴的な名前と癒し活動から注目され、各種メディアに取り上げられている。
私達、癒し課に配属されました ~最終回 サクレ、まよ入社~ - 小早川真樹 -
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