【とら主任との別れ、ユキとの出会い】
前回は、癒し課発足のきっかけとなったとら主任、タンタン副主任との出会いを書かせて頂きました。
平成22年年2月22日 午後2時22分にしまや出版癒し課が発足したわけですが、実は当時とら主任はすでにおばぁちゃん猫だったんです。
残念ながらとら主任はその年に亡くなってしまいました。晩年を事故や餌の心配なく快適な室内で過ごさせてあげられたのは、人間側のエゴかもしれないですが、良かったなぁと思っています。
とら主任が虹の橋を渡り意気消沈している中、スタッフが白い猫を連れてきました。
「知り合いの病院に野良子猫がいたのでしまや出版で飼えないか?」と。もう二つ返事です。
その雪のように真っ白な野良子猫は、ユキと名付けられました。
【秘書課見習い→癒し課へ】
ユキはまだ子猫だったので事務所にいることは出来ず、スタッフ休憩室で飼われることになりました。社長室横の部屋だったこともあり、実はユキの最初の肩書は「秘書課見習い」だったのです。
休憩室時代のユキは、昼寝をしているスタッフの上で寝ることが好きでした。僕も繁忙期に仮眠をしていて..悪夢を見た!と起きたら、心臓の上でユキが寝ていたなんてことも。
今では威風堂堂とオーラ漂うユキですが、当時はとてもやんちゃなお利口さん。休憩室扉の丸い取っ手に飛びついて、回して開ける術を身につけてしまったのです。休憩室を脱走して事務所にやってきては、タンタン主任(ユキが来た頃に昇格しました!)にシャーされて、スタッフに見つかり休憩室に連れ戻されていました。
そしてしばらく「脱走」→「シャー」→「連れ戻し」が繰り返されている中、根負けした?!タンタン主任がユキを受け入れる時がやってきました。その頃にはユキも随分落ち着いてきたこともあり、正式「癒し課」所属となり、事務所で過ごすようになりました。
タンタン、ユキ体制は、その後7年程度続き、ブログなどを通じて「しまや出版には社猫がいる」「癒し課がある」と認知されていきました。
2匹が仲良く一緒にお寝んねする姿を見ることは無かったですが、微妙な感覚を保ちながらも性格の違いが絶妙で、タンタンの甘えん坊な性格と、ユキのツンデレな性格に、スタッフはじめ多くのお客様が癒されました。
【タンタン主任との別れ】
スタッフにもお客様にも大人気だったタンタン主任にも別れの瞬間が訪れました。業務後の時間帯でしたが、当時残っていたスタッフに見守られながら老衰で亡くなりました。
そして初めて移動火葬車を呼びました。しまや出版の駐車場でスタッフ全員に見守られ、タンタンは小さな骨壺に納まりました。癒し課の最大の功労者であったタンタン主任の遺影と骨壺は今でも事務所にあり、しまや出版を見守っていてくれています。
【きなり君の上京】
タンタンがいなくなり、ユキが一匹でさびしいだろうなぁと思っていた時、福島県ひまわり里親プロジェクトで知り合った知人のSNSで、子猫の飼い主募集という投稿を見ました。生まれて2ヶ月くらいの可愛い2匹に目を奪われ、すぐに「飼わせていただきたい」とメッセージを送りました。1匹の茶トラは引き取り手がきまっていましたので、もう1匹の白にちょっと薄茶の混じった子猫を引き取らせて頂くことになりました。年明け1月、子供達を乗せて福島までドライブしながら子猫を引き取りに行きました。そして会社に連れてきて名前を付けました。その時は、今ほど茶色がはっきりしていなくて「きなり色」だったんですね。見た目でスタッフに「きなり」と名付けられました。
【きなり君初メディア露出へ!】 ≪第3回 ちくわとの出会い≫ 次回>Coming Soon 「癒し課」と称して働く猫(社猫)が在籍する老舗印刷会社のしまや出版さんは現在BUNCAにてクラウドファンディングのプロジェクトを開催中です! クラウドファンティングを立ち上げたい方はコチラから その他、掲載中の記事は ↓コチラ↓ から #Musician
入社したてのきなり君は、ツイッターでも人気を呼びました。そして癒し課が初のWebメディアに取り上げて頂くことになりました。それがねとらぼさんです。
『小さくてモフモフの大型ルーキー! 同人誌印刷会社の“癒やし課”に配属された新人の猫ちゃんが見守りたいかわいさ』
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1804/03/news013.html
その頃のユキは癒し課の主任に抜擢されていました。
そのユキ主任と仲良くなりたいきなり君。ユキ主任に何度も面会を挑むも、その都度シャーの洗礼を浴びてしまいます。ユキ主任は、自分がタンタン主任にシャーやられていたくせに、、、、
そしてどうしてもユキ主任との相性が合わない様子でしたので、このままではお互いにストレスだな、と思い、きなり君には私の自宅で勤務をしてもらうことにしました。それでもブログやツイッターには登場するので、リモート勤務を時代に先駆けて行った社猫となりました。
被災地でケガをしていて保護された「ちくわ」様々な理由でしまや出版癒し課メンバーが増えていきます。第3回ではそんなお話を。
【概要】
東京都の隅っこ、足立区の荒川と隅田川に挟まれた場所に小さな印刷所があります。このコロナ禍の1年間にテレビに2回、雑誌に3回、Webでも多数取り上げられました。その出演者たちは「しまや出版癒し課」に所属しています。そう、この社猫達が今回のプロジェクトの主役です!
平成22年2月22日に発足した「癒し課」も令和2年に10周年を迎えました。元々は保護猫・迷い猫だったコたちです。様々な縁により、当社に入社することとなり、今では当社の顔となっています。こんな時期だからこそ、より多くの皆様に癒しを提供するとともに、癒し課の10周年、10年の歩み・成長を皆さんと共に分かち合いたいと考えフォトブックの制作を決定いたしました!
詳細はコチラから↓
URL:https://bun-ca.com/crowdfunding/production/14
#Fashion
#Photographer
#Novel
#Pictorial
株式会社しまや出版は、コミックマーケット創成期より印刷所として関わる同人誌印刷業界屈指の老舗印刷所。同人誌はじめ自分史、技術書、Zine、絵本など、個人顧客に特化した印刷・製本業務を行う。顧客への丁寧な対応・品質には定評があり「お客様の宝物を製造している“宝物製造業"」を理念としている。東京都足立区に本社工場を構え、入稿受付~製版~印刷~製本までをワンストップで行い、小ロット・短納期の書籍づくりを実現している。
癒し課のある会社としても有名。工場近くにいて懐いた猫を保護し社内にて飼い始め、この保護猫たちを社猫とし平成22年2月22日に癒し課を設立。癒し課は、その特徴的な名前と癒し活動から注目され、各種メディアに取り上げられている。
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