とにかく俺はゲームが好きだ。 >
ほぼ無趣味の俺でもゲームだけは20数年近く続けている。
卒業後や前職で働いていたとき、いわゆる食っちゃ寝のクソ怠惰な生活を送っていたニート期間、どんな日々でもかかさず毎日行っていたのはゲームだった。
あまりにもゲームが好きすぎて、その日にある呑み会をドタキャンしたことすらある>。
死にかけだったニート期間、どんなに辛いときでも笑顔になれたのはいろんな人と喋りながらゲームをやっているときだけだった。
俺が一番時間を溶かしたゲームは「スプラトゥーン2」。
総プレイ時間は4500時間にも及ぶものだった。>
だいたい司法書士試験に合格できるぐらいの時間。
4500時間の壮大スペクタクルシンデレラストーリーの中で学ぶことはかなりあった。
スプラトゥーンはいわゆる対戦ゲームで、レーティング制を採用している。
レーティング制とは端的に言えば、自分の実力、サイヤ人で言うところの戦闘力が数字として可視化されるもの。
俺はライトユーザーから見ればフリーザほどではないがベジータぐらいの戦闘力を持っていた。
もちろんこんだけ長時間遊んでいれば、実力が伸び悩むという壁にぶち当たることもあった。>
あまりにも勝てなくてコントローラーを2階の俺の部屋から投げ捨てたこともあったし、イライラして机をぶっ叩き指の骨を折ったこともある。
そもそも練習・努力が嫌いな人種だったし、
こういう壁があるとぶち壊す乗り越えるのではなくケツを向けて逃げるという選択をとったことしかなかった。>
事実、楽器ももっと上手くなって・・・とストイックに練習したことなんて1ミリもなかったし。
高校もさっさと受験を終わらせて友達とネトゲをしたかったから推薦で適当に決めたし。
大学受験は勉強したくなかったからノー勉で受験しただけだったし。
そんな俺でも、流石に大好きなゲームすら逃げてしまうのは嫌だった。
その当時、よく遊んでいたメンバーの中でも自分だけ戦闘力が低く、劣等感にさいなまれていたのもあったから、ゲームだけは本気で努力しようと思った>。
でも、俺一人だけではどうすればいいのかわからなかった。
だって、俺一人だけで考えてプレイした結果、成長が止まったから。
格上から意見を貰うことに対するプライドなんてものは特になかったので、「うまくなるなら人に聞くしかないかぁ」とアドバイスを求めることにした。
これが転機になった。>
名古屋在住/経験人数20人超え(俺は2人)/成人式も袴で行く、といった感じの世間一般がイメージするゲーマーとは程遠い属性を持ったゲーム友達(当時大学生・しかも俺より歳下)>に助けを求め、勝手にそいつをお師匠様に認定した。
ちなみにお師匠様はフリーザを超えるぐらいの戦闘力の持ち主。
1ヶ月間毎日2時間以上はプレイするように命令され、マンツーマンで指導を受けた。
俺が出来ていなかったことを文字に起こしてもらって重点的に潰したり、プレイ時間を増やして基礎的な部分を更に上達させる練習を続けた。
楽器をやっていた経験もあって、少しの努力で見違えるぐらい上達することなんてありえないのはわかっていたから、とにかくひたすらにやった。 クラウドファンティングを立ち上げたい方はコチラから
成長を実感したのは4ヶ月ぐらい経ってから。
時には戦犯としてインターネットの海に晒されて悪口を書かれつつも、「スーパーマンになって世界を救う」未来を妄想し、それを糧に地道に頑張った。
こんな努力を続けた結果、戦闘力も急激にグンと伸び、ある程度スーパーマンに近づけるぐらいには上達した。
コントローラーを握る手にはマメが出来るぐらい努力をして結果を残したことから、界隈では「ロック・リー」と呼ばれるようになった。>
(偉そうにほざいてるけど大して強くはないっす)
こんな経験から、
「努力の大切さ」 >
「人にアドバイスを貰うことの大切さ」 >
「出来るようになったことをアウトプットすること」>
を学んだ。
プレイ時間を重ねることによって基礎的な能力が向上>し、以前では撃ち負けていた場面でも気づいたら撃ち勝てるようになっていた。
上がった能力を活かすことによって自分の中で取れる選択肢が増え、手札がどんどん増えていった。
自分では気づけない悪癖や改善点も、他人からの指摘で気づくことが出来たし、何より自分一人だけの努力よりも遥かに効果的に早く上達が見込めた。
「外部の言葉に耳を傾ける」>、それはゲームの世界でも現実でも関係なく、自分のスキルを売りにするような職の人間には大事なことではないか?
そして得た中で何よりも大きかったのが、「アウトプットができるようになった」>こと。
戦闘力が伸びていく中で、「この場面は~~だからこうしよう」「この場面で~~していたからこの試合は勝てた」というように、勝てている試合の中で出来ていたことが言語化出来るようになった。
ただアドバイスされたことを頭に入れて「OKOK!はい、おしまい!」じゃ成長に繋がらない。
アドバイスされたことを何度も実践して、身体に記憶に刻んでいくことに意味があるということを知ることができた。
スプラトゥーンを通して学んだことは、仕事でも活かされている。
「上司のアドバイスを積極的に貰ったり」>、
「教えられたこと、発見したことを即座にアウトプットしてみたり」>、
「できないこと、苦手なことはコツコツ努力して見たり」>
と、とても役立っている。
今作品を作り続けて世に出し続けているクリエイターやアーティスト達、行き詰ったら人とゲームをやってくれ。
ゲームを通して自分の悪癖を見直すことも出来るし、新しい友達が出来るかもしれないし、降り注ぐ「へたくそ」「ニワカ」「ゴミ」などの暴言によってメンタルのトレーニングに繋がることもある。
一方で俺はボロカスに言われ過ぎた結果、メンタルに来て「スプラトゥーン2」を引退した。
クソゲー過ぎ。二度とやらん。
バカガキしかおらんあのゲーム。
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現こどおじ。
まだ引きこもりがちではある。
東亜学園高等学校卒業後、東京経済大学に入学。
1.5年の留年生活を経て卒業後、2年間のフリーター生活を経てIT系の会社に入社。
およそ1年半働く中で、ストレスから精神的・身体的に体調を崩してしまい退社。
1年半のニート期間を挟み、BUNCAスタッフの友人の紹介で、BUNCAのスタッフとして働くことになった。