まず、簡単な自己紹介を。
筆者は28歳の男性。
前職はIT系の会社で1年半ほど働いていたが精神がぶっ壊れ、
中指をおっ立ててファックサインを掲げる余裕もなく退社。
およそ1年半の空白期間を挟んで、昨年からBUNCA運営に携わっている。
最初はリハビリ的サムシングな働き方であったが、
今ではいち社会人としての責任感やあり方というものを少しずつ取り戻してきた。
目のクマと病気ちっくなやつれ方、生気も皆無。
顔色の白と黒のコントラストからまるで顔はパンダのようであったが、今では健康的になった。
その1年半のブランクの間何をしていたかというと、
部屋に引きこもり、失業保険の給付金を食いつぶし、朝に寝て昼間に起きる生活。
家では排泄と風呂と食事とYouTube鑑賞、友達とゲーム。そして実家暮らし(今でも)。
外に出るのはコンビニで飯を買うか散歩する時だけ。
全く家から出ず引きこもっていたこともあり、友人や先輩後輩には生死の心配をされていたらしい。
要するにただのニートだった。>俗にいうこどおじ(子供部屋おじさん)、うんこ製造機とはこのことだ。
そんなこどおじニートうんこ製造機でも、こういった執筆作業は少し得意である。
ガキの時代からブログを書いていたからだ。
そんなおじさんの(まだお兄さん?)ボヤキを時々執筆していく。
いろいろなご縁でBUNCAに拾われ、こどおじニートうんこ製造機を卒業するチャンスを頂いたこと、感謝してもしきれない。
話は変わるが、最近、趣味のMMORPGをするときや電車での移動中にサカナクションを聴いている。
Youtubeの公式チャンネルで、「SAKANAQUARIUM ARCHIVE THEATER」と称して、
ライブDVDやブルーレイに収録されているライブ映像を無料かつ1週間限定でアーカイブ公開をしていた。
そもそも俺がサカナクションと出会ったのはガキの時。
高校生の時に軽音部に入部したのをきっかけに、それなりにいろいろなバンドを聴くようになった。
だけど、ELLEGARDENやBUMP OF CHICKEN、アジカンなどと言った世代ド直撃のバンドは一切聴いたことがなかった。
一方そのころ俺はフジファブリックのコピーをしていた。
そんな高校生時代のとある時、スペースシャワーで「アルクアラウンド」のMVが一生流れていた。
Vo.山口一郎がリンゴをむしりながらひたすら歩き回るあまりにも意味不明なMVと共に流れる全く聴いたことのなかったジャンルの曲。
すっかり虜になってしまい、「アイデンティティ」やアルバム「kikUUiki」を聴き込んだ。
時が過ぎて大学生、俺はバンドサークルに入ってコピーバンドにのめり込んでいた。
周りの影響もあり、自分の中で聴くジャンルもかなり尖っていた。
バンドをやらない一般ピープルどもに対して好きなバンドの名前を挙げても「?」という反応しか得られない。
だからカラオケが苦手だった。
俺が知っているバンドをわかるような人間は自分らと同じバンドマンという人種か当時大流行していたサブカル系バンギャ女子(死語)か。
当時一番好きだったバンドはOGRE YOU ASSHOLEといった横ノリのインディーであったが、
大学に入学してからはというとLOSTAGE、eastern youth、SuiseiNoboAzなどといった号泣しながら拳を突き上げて聴くような泥臭いエモ系に嗜好が曲がっていった。
聴くジャンルが偏っていたこともあってか、
このころからエルレバンプアジカンアレキサンドロスなどのメジャーなバンドに対してなぜか嫌悪感を示すようになった。
一通り曲を聴いてから「こいつらはダサい」だの「曲が好きじゃない」だのdisるのはいいと思うが、
それすらせず食わず嫌いだけの主観をギュウギュウに押し付けていた。
俺はこれを「音楽的中二病」>と呼んでいる。
話は戻り、中二病を発症し泥臭くなった俺はサカナクションも聴かなくなっていた。
そんな時、ある日にサカナクションのギグがテレビで配信されていた。
久々にみてみると、何やら前と様子が違う。
全員がMacBookに向かって直列で立ち、何やらコネコネしている。
スモークやライトも相まってかなりド派手な演出で、山口一郎はサングラスをかけてひたすら踊っている。
ワケが分からなかった。>
MacBookを使って同期音源を流しながら演奏をしたりすることは今となっては主流の手法の一つになっているし、
何ならクラフトワークという海外のテクノグループが、
PCをテーブルに置いて音楽を含めたステージングをリアルタイムで操作する>
というパフォーマンスをしており、
それに影響を受けているものとも思われる(ソースは知恵袋。)
らしい。
しかし、病気を発症していた自分にとってはあまりにも意味が分からなさ過ぎてドン引きしてしまった。
症状の一つなのか、聴き込んでいたバンドの新しい試みや演出を真っ向から否定するようにもなっていた。>
今思うと、このようなパフォーマンスの走りは日本国内だとサカナクションだったと思う。
当時の日本国内だとこんなことをしているバンドは他にいなかったような気もする(自分が浅すぎて他のバンドのことは知らんけど)し、>
今のシーンほど同期音源を流しているバンドも少なかったような気もする。
時が経って、ワンマンなどのデカいステージでの演出はもはや当たり前。
サカナクションの過去のライブを観ているとライブならではの曲と曲の繋ぎ方やド派手な演出、
そしてMacに向かって立つメンバー一同、あらゆるパフォーマンスに対しては感動するというか、
「すげ~~~」の感情を抱けるようになったのだ。>
俺の中二病は少し収まってきている。
だがしかし、今でも髭ダンなどが流れてくると鳥肌が立ち、再発することもある。
そんな俺は今、スピッツを聴いているし、ライブに行こうとしている。楽しみだ。
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